本日はレッスンをお休みさせていただき、娘の学校へ

個人面談に行ってまいりました。

本当は7月下旬だったのですが、私の予定が合わなかったため

担任の先生方に無理を言って、本日にしていただいたのです。

今は夏休み中ですから学校はありませんが、

いつもいつも私以上に娘のことを応援し、褒めてくださる先生方。

お休み中も気にかけてくださっていました。


実は、彼女は過日「てんかん」の発作を初めて起こしました。

初めてでしたが、大きな発作でした。

7年前に脳波を撮った時、「正常と異常の間ですね」と専門医から

告げられておりました。

もしかしたら、これから発作が出るかも知れないと。

親も(ある程度)覚悟していましたが、本当に出ました。

発作の後、主治医に診察を受け、薬が出ました。

少な目から始めて徐々に量を増やしていくそうです。


そのことも含め、彼女の今後についてじっくりとお話ししました。

学校生活のこと、お友達とのやり取り、娘の良いところなど…

つまりは…親バカ炸裂で先生と娘について語る時間。

それが私にはこの上なく嬉しい面談のひとときなのです。

面談ですから真面目に真剣にお話しするところはしました。


真剣に話しながらも、先生方は娘の笑顔が何とも言えず好きです~と

そのようにおっしゃって。

もうね、親バカ冥利に尽きる、ゴールデンタイムです。

そうしてしゃべり倒すこと…かなりな時間が過ぎました。

担任の先生方、お忙しい中お時間をいただきまして

誠にありがとうございました。


人とのコミュニケーションを取るのが非常に苦手な自閉症児です。

だからこそサポートする側の者同士が連絡を密にし、慎重に

フォローしなくてはいけません。

先生と私のやり取りはとっても貴重でありがたいものなのです。

普段聞けない娘の様子、特に家ではあまり見られない成長の姿を

先生から教えていただけるのは本当に嬉しい。


また彼女の安心材料は小型ではないため、周りの人はどうしたら

彼女が落ち着いて生活が送れるかと心を砕きます。

彼女の安心材料第一位は、「おんぶ」です。

中2でもおんぶです。

私も娘サンデーには必ずおんぶをしますが、先生にもです。

申し訳ないことです。もう40キロ近いですからね。

彼女もそれでも妥協して、おんぶの代わりに何か~で

大丈夫な時もありますが。成長したということですね。


でもいざとなったら一番は「おんぶ」。

ぬいぐるみやふかふかのタオルじゃだめなんです。

DVDとか、絵本とかの、ものじゃなくって。。

本物志向と言いましょうか。


普段から連絡帳などで先生方から娘の様子を事細かに伝えて

いただいています。

何せ本人は自分の気持ちを話したり、相手に要望を伝える力が

極端に弱いですから。。

しかし、それが娘です。


できないところに目が行ってしまい、いつの間にか叱ってばかりの

親とは違って、先生方は非常に肯定的に娘の心を受け止めています。


面談中私が一番驚いたのは、

「Jちゃんは、みんなと一緒にいたいんですね。

 課題がわからなくても、できなくても、教室から出て

 行かないんです。えらいんです。頑張りたいって気持ちが

 あるんですね。…それは向上心があるからです。」


向上心…!

これまで私は彼女の向上心を認めてあげたことがあるだろうか。

はっとしました。

「やりなさい」 「ダメでしょう?」 「しっかりしなさい」

…そんな言葉掛けなど、意味がないと思いつつも

私の心に余裕がなくなるとそのような言葉がつい出ます。

先生方の娘を見つめる視野は私よりはるかに広く、

いつも変わらず娘を丸ごと受け止めてくださっている。

私は彼女の成長を喜びながらも、本当に彼女に響く言葉で

響く気持ちを持って、接していただろうか。

先日私が風邪を引いた後、娘に対していつもより小声でゆっくり

話しかけました。気持ちもなるべく穏やかに整えてから、接する

ようにしたら、彼女の態度もより穏やかになったんです。

また、話はさかのぼりますが、今年の彼女の発表会の曲は

今までよりかなりレベルを下げました。

その代わり私も怒りながら指導しなくて済んだし、本人も

すごく本番を楽しめたのです。

これまでで一番笑顔を見せた本番でした。


最近思うのです。私は急ぎすぎていなかったかと。

彼女のペースを守っていたつもりだったけれど、

それはどうやら間違いではなかったかと。




”向上心がある”…そんな世界とは無縁だと、決めつけていた

私でした。どんな子にもありますよね。

生徒さんにはどの子にも”向上心”があることを認めていましたが、

一番身近な娘に対して、母の私は一番認めてあげてなかったの

かも知れないです。

深く深く…反省しました。

Jよ、お母さんはまだまだあなたのことをわかってあげられて

なかったね。ごめんよ。


娘が学校で作った作品です。
娘らしい、淡い色合いです。




残暑厳しい中、先生方は新学期の準備を進めておられます。

娘に心を寄せてくださる学校の先生方に、心より感謝致します。


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