ピアノという楽器は鍵盤が左右に広がっていますね。
当たり前のことですが。。。
左右に広がっている鍵盤に沿って、
自分の身体をうまく動かすことが大切です。
ピアノを習い始めのころは、体重移動については触れません。
使う音域が狭いためです。
また、まだ身体のコントロールがうまくできない時期に
あれこれと注文をつけても、無理でしょう。混乱を招くだけです。
だから、だんだん音域が広くなってきたときに体重移動の話をします。
左右の手の動きが上行するとき、右半身(右のおしりや右足)に
体重を載せます。それと同時に上体も右側に平行移動します。
下行するときはその反対に。
…なんだか文章で説明するとカタいですが、要するに弾きたい
場所に、手も腕も上体も腰もおしりも足も…とにかく全部、
身体全体がついていけば良いわけです。
それも指の動きと同時に。あとから身体がついていくのでは遅い。
…ですが、これが難しい。
私の演奏しているところの動きを実際に見て、
具体的な説明も聞いてから、実践してみるけれど~
なんだか上体がメトロノームのように振り子になっちゃったり。
私たちは自然にできちゃうことが、生徒さんにはすぐにできない。
または、上行時には右方向へおしりを「もじっ、もじっ」と動かして
移動し、下行時には左方向へおしりをもじもじしたりしてね。
…もうね、自分なりに考えて演奏しやすくした結果の動きだと
思うのですが…面白くって。

そう。今日もいました、もじもじくん。
(正確には女の子なので「ちゃん」デス。)
いじらしいというか、涙ぐましいというか~。
それも工夫の一つだから否定はしないけれど、ミスを呼びやすいしね。
やっぱりもっと楽に演奏してほしいから、ご説明しました。
その生徒さんはすぐにできました。
家に帰ったらそれを再現できるかどうか。
すぐにできてもできなくても、どの生徒さんにも身体が覚えるまで
繰り返し指導します。ものにできるまで。
自然に美しい音でピアノを鳴らせるように♪
もじもじくんを見るたびに、先生はほほえんでしまうんです。
みんな、自分は「もじもじくん」じゃあないかい?
自分の姿、鏡でも動画でもいいからしっかり見てみよう。
先生や、上級のお兄さんお姉さんの演奏と比べてみてね。
素敵な音色は自然な身体の動きから生まれます。
自分の身体をピアノに合わせてあげるんだよ。
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