私の教室では発表会の前に「弾き合い会」と「リハーサル」を


行います。


弾き合い会は、本番約一か月前。


生徒さん自身に、人前で演奏する意味を知って欲しいと思いまして、


4年前から始めました。


まだ曲が完成していないけれど、聴いてもらう。


緊張しつつも拍手をもらって嬉しいな~と感じてもらえたら・・!


そしてその場で得たことを、残りの一か月の練習に活かして


いただきたいのです。良い意味での刺激になりますように。



リハーサルは前日と当日午前中にわけて。


本番と同じように全部通して演奏していただいています。


強制ではないのですが、毎年行っていたこともあり、


生徒さんのほとんどが通してリハをしたいとのご希望も多いため、


なんとか時間を目いっぱい使いながら先生もスタッフも頑張って


ご要望にお応えしています。



本来、リハーサルはしないか、しても初出演の生徒さんだけとか、


マイクを使う生徒さんとか、配慮が必要な生徒さんとか、


ペダルを初めて使うからその確認だけとか、


ほんの触りだけ~とかが一般的ですね。



ですが、リハーサルは通しで行うことが”普通”だと思われている


方も多いです。ほかのお教室情報が無ければ無理もないですが。


それがいけないということではないのです。


ただ、全て毎年同じように対応できるかというと・・それは難しい。


学年が上がってきた生徒さんには、前日夜の仕込み前にリハに


来ていただくことをお願いしています。


ここ3年ほどそうしています。


当日午前中だけでは、すべての生徒さんが収まらないからです。


個人演奏だけでなく、全員がステージに並んでバランスを見るのも


リハ。入退場も練習するのもリハ。


スタッフの休憩時の確保も必要です。


ステージのピアノを完全に鳴らさない時間も作らないと、


スタッフは休めません。



生徒さんたちが楽しく本番を迎えられるように、


水面下でスタッフたちも全力で動いています。



特に第二部は、好きな曲を演奏して良いことにしていますから


「音楽大好き!」な気持ちを大いにご披露していただきたい。


以前、第一部と第二部をわけて行う理由を述べました。


本来ならば、第一部だけで発表会としては十分だと思います。


しかし、ご希望の生徒さんには第二部ではじけていただきたい♪


そのような、私の気持ちから第二部も行っています。


第一部はクラシック。真面目に真剣に。


第二部はお楽しみです。


バラエティーに富んだ演奏を、生徒さん自身と会場のみなさんとで


共有して欲しい。


バラエティーに富んでいてOK!ということは、下準備がかなり


必要になります。時間をかけて構成を考え、進行表に起こし、


スタッフとの綿密な打ち合わせをし、当日は分刻みのスケジュール


でフル回転で動いています。


私はステージ袖から動けません。


スタッフにその場で指示を出すのはほとんど不可能です。


だから事前に綿密な打ち合わせをし、発表会終了まで


極力スムーズかつスマートな進行を目指します。


もちろん、発表会は生ものです。


だから突然起こる事態にも、柔軟に臨機応変に対応していきます。



その本番前に、リハをフルで行うのは、本番を2回するのと同じ


パワーと時間が必要です。



どうしても予定が合わないときには対応しますが、


私がどのような思いで発表会を開催しようとしているのかを、


お知りにならずに・・・ご要望だけを出して来られると、正直


困ることもあります。


一生懸命生徒さんのために頑張ろう、できることは全力で、と


願って対応しようとすればするほど・・・もしかしたら


受け取る側にはそれが当たり前だと思ってしまう傾向が


あるのかも知れません。



私の性格上、手抜きがあまり上手にできないんです。


やるとなったらとことん派なのです。


しわ寄せは結局自分に来るので、わかってくださっている方々


からは、


「やりすぎ!頑張りすぎ!」


と時々ご指摘いただきます。(苦笑)


一生懸命もアダになっては元も子もありません。


そのために、私自身のことも少し語らせていただきました。


読んでくださる方を不快にさせるつもりはありません。


ただ、少しでも理解しあい、共に協力しあいながら発表会を


盛り上げていきたい・・・そう願うだけです。




生徒さんお一人お一人が、素敵に輝くステージを作るために。


私も全力を尽くしています。


日ごろからご理解とご協力をくださっている方々に、


心より感謝申し上げます。







ぽちっ! ブログランキングに参加しています♪ 応援してね ニコニコ 

    個性豊かな先生方に出逢えますキラキラ

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村




クローバーお問い合わせは、HPからどうぞクローバー


    あらき音楽教室