レッスンの時間内で生徒さんに対してたくさん学んで欲しいと
願う私たち講師です。
基本的には一週間に一回しか会えないですし、
少しでも効率の良い練習方法を身に着け、取り組んでいる
課題が弾きやすくなって、その曲を好きになってくれたら・・・。
「好き!」が増えたら、音楽がもっと楽しくなる。
メンドクサイ練習も、
(これを乗り切ったら、今これを頑張ったら、
上手になれる。お母さんもお父さんも褒めてくれる!)
と見通しが持てたら、きっと頑張れるから。
「嬉しい」が待っている。「できた!」「やった!」って気分に
なれるはず~と生徒さん自身が想像し、自ら進んでピアノに
向かってくれたら・・・先生は嬉しいです。
だから、教える側としては
(そうだ、今日はあれも教えたいな。こうなってくれたらいいなァ。)
とレッスンの前からいろいろとアツく指導案を練るのです。
昔は私も、もう少しアタマが固かったので(^-^;、
”今どうしてこれができないの~?!”
”来週までにできなきゃ、だめ!”
自分の思い描くレッスンにならない時、そんな風に焦ったものです。
思い通りにいかないのは子育てと一緒。
ある程度はこちらのペースに乗せたいですが、
生徒さんそれぞれが持つ独自のペースや、個性によって
こちらの意図がその子に通じるタイミングが違います。
今これができなくっても、これを似ている内容をアプローチの
仕方をちょっと変えて試してみよう。
直球でダメなら変化球だ。
変化球でダメなときは、ちょっと息抜き。
たまには思い切ってレッスン室の雰囲気も変えてみる?
そんな風に臨機応変に対応できるようになりました。
私の心の範疇ですから、足りないところはまだまだあります。
すごく指導方が変わったわけではありません。
私の中の根本的な部分は変わらずにあるけれど、
心のありかた、気の持ちようを変えてきた・・そんな感じです。
だから、引き出しは教え始めたころよりずいぶん増えたような
気がします。小さいけれど、ちょっとした工夫をしてみる。
一つ一つ。。
その積み重ねだったかな・・。
私がつけられる変化はそんなに大きくないと思います。
それでも、一人一人の生徒さんに合わせた工夫ができてきたと
感じています。
それは、生徒さんの表情でわかります。
えっへん♪やったね~の嬉しそうなお顔。
・・・欲張らないで教えることは非常に難しいです。
先生はとっても教えたがりですから。
基本的には指導することに貪欲なのです。
それほど熱意があるからこそ、ここまで教え続けられたのかも
知れませんね。
もちろん、保護者様や生徒さんをサポートしてくださる方々の
存在も重要です。必須です。
生徒さんを励ましてレッスンへ送り出してくださる存在が
なによりありがたいのです。
何回チャレンジしてもできないとき、それもおうちでの練習で。
生徒さんも保護者のかたも不安でしょう。
どうしよう・・・と焦る気持ちも膨らむでしょう。
私もそういうとき、すぐに飛んで行ってアドヴァイスしてあげたい
くらいなのですが、次回のレッスンで解決の糸口を見つけましょう。
そして、レッスンで思う様に指が動かなかったり
納得がいかなかったときも、不満が残るでしょう。
私自身も、生徒さんに伝えたいことが伝わらなかったとき
悶々とします。
この先どう指導していくのが最適かな~?と
考えることもあります。
昔と違うのは、そこで考え込まなくなったこと。
自然に”欲張らずにいこう”という姿勢でいられるように
なったこと。
きっとね、いつかはできるようになるから。
今できることを、一つでも増やせたらそれでいいと思うから。
焦らずに前向きに行きましょう。
こちらは先日思い立って作った教材(第二弾)です。
アンパンマンのポチ袋に、カードを5枚。
今回はその続編で、メロンパンナちゃんのポチ袋に新たな5枚を。
神経衰弱じゃないですが、絵をめくると曲名が書いてあります。
めくったらその曲をピアノで即弾くんです。
ひらがなカタカナに興味を持ちはじめ、ただいま
書きたがり&読みたがりな生徒ちゃんに。
先生の作戦は・・・成功しました。
まんまと(?!)知らない曲(フレーズですね)まで、
その生徒ちゃんは弾いてくれました。
・・わが意を得たり・・・・・・うふふふふふ。
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