発表会に出演する生徒さんたちは、
先週までに、発表会で使う楽器を作り終えました。
ピアノや歌のレッスンの前に、
楽器の一番大事な部分(リードに当たる部分)のみを私と一緒に作り、
楽器本体や専用ケース(牛乳パック)の飾りつけは、
おうちでやってきてね~と促しました。
しかし、先日なぜか飾りつけしていない楽器とケースを
レッスンに持ってきた子がいます。
しかも、水色の画用紙と糊を持って。
「あれ?おうちでって言ったような気がするけど~。」
「あ、そうでしたっけ?…これ(画用紙)、
ヨーカドーで買ってきました。」
「そっか。じゃあ、せっかく買って持って来てくれたから、
一緒に作る?」
「はい。」
思春期に入った生徒さんが私のところにも何人もいますが、
この子もその一人。
思春期の生徒さんは、あまりしゃべらなくなったり、
イライラしていたり…する子もいますが。
なぜか私の生徒さんは、ほとんどの子が良くしゃべってくれます。
男の子も全員。
私も話を聞くのが好きなので、ついついおしゃべりに乗ってしまいます。
たいがいは、中学へ上がるころが一番変化があるでしょうか。
学校で、塾で、部活で、家庭で…
いろいろ考えてモンモンとする時期です。
そう言えば、私だってその昔は親に反抗して生意気だったっけ。
…生徒さんの様子を見ながら、そんなことも思い出します。
さて、画用紙を楽器本体に貼り付けながら、
…その子はしゃべります。
私も相槌を打ちながらニコニコと聞いています。
(そうか、この子は私としゃべる時間を作るために、
画用紙を持ってきたのだな~。)
…ふふふ。かわゆいではないか。
「…で、先生。僕のクラス、まあまあいい感じなんですよ。」
「勉強ですか?僕は塾に行っていたから簡単です。」
「発表会の”終わりの言葉”ですか?…いや、遠慮します。」
(↑今年の”終わりの言葉”は男子に依頼したくて、さりげなく打診しました。)
「僕、結構仕事雑なんですよ~。
あ、でもこのテープ(音符柄の)で、ギザギザを隠せばいいか。」
なんだかんだいって、反抗期でも”話を聞いてもらいたい”のですね。
肝心のピアノのレッスンもいたしました。
次の子がいない時間帯でしたので、
ちょっと時間オーバーしちゃいましたが。
でも、私の存在がなにかその子の”心地いい時間”になれば、
それもアリだと思うのです。
親には素直にはなれないけど、ほどよい距離感で関わる人には
わりとすんなり話せたりするオトシゴロですね。
親心はそれはもう何よりもありがたいものです。
それを心の奥ではわかっているのに、反発して口を聞かなかったりする。
きっと、親のありがたみを知るのはもっと後になってからでしょう。
ああ、そう言えばウチにも、”オトシゴロ”のオトメ
がいました。
ここ何年か、公共の場で母を拒否(?!)=近くにいるのを嫌がるのです。
先日(4/2のオ―ティズムミュージシャンコンサートの時)もそうでした。
(レスパイトスタッフさんと一緒に客席に座るのはいいけど、
お母さんは、こっちこないで)
と、演奏以外では私を避けていました。
…これも思春期?!
ウチのやんちゃ娘に関しては、未だ解明されていないナゾも多いため、
この子しか子供がいない私にとっては、よくわかりません。
でも、まあ、きっと、そうでしょうね。
いざ、本当に困った時は私を頼るくせに~!
…子供って、ナマイキです。
こんちくしょ~って思うことも、よくあります。(笑)
雨が降ります 雨が降る
昼も降る 降る 夜も降る
雨が降ります 雨が降る
ぽちっ!一日一回の1クリックで応援してね
↓ 全国の素晴らしい先生方のブログに出会えます
ブログランキングに参加しています
にほんブログ村
講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
お問い合わせは、HPのお問い合わせフォームからどうぞ