ずっと不安定で泣いたり怒ったり、ドッスンバッタンと
かなりな荒れようの娘ですが、最近落ち着いてきたようです。
ご心配くださっている方も多く、母は恐縮するとともに嬉しくて
胸がいっぱいです。
だいぶ笑顔も出てきて、鼻歌も戻ってきました。
こちらからの働きかけに乗ってくれることも多くなってきました。
まぁ…この状態がいつまで続くかということはわからないので、
これで安心!と気を抜くことはできないのですが、
ひとまずホッとしています。
笑顔が見られるということは、状態が良くなってきた証拠。
この”ニヤリ”は、ピアノの練習をいかにしてさぼろうかと
思案中の表情です。 (* ̄Oノ ̄*)
”イヤなことは、イヤだ”と、
はっきり相手に伝えることができるようになったので、
”じゃあ、泣けば相手が折れてくれるんだ”
とヘンな方向に知恵が発達しています。
定型発達児の、幼児期にありがちですよね~。
それが、この子には12歳の今が旬!
すなわち、”なう”なわけです。
今日も、娘が自分で壊したボールペン(100均・一本で10色)を
ほっぽり出しました。
私が新しいものを持っていることを、なぜか抜かりなく察知。
「おかあさん、こっちから!」
(=おかあさん!ここに新しいのがあるでしょう?ちょうだい!)
と言いました。
「アナタ、自分で壊したでしょう?それを使いなさい。」
「こっちから~!こっちがいいの~!ギャ~~!」
…泣いて騒げばいいと言うもんじゃない。
母は特にキビシイからね。
ダメったらダメ。
…しかし、結局怪力の彼女に母の方が折れまして、
”壊れたのも使う”という交換条件を出して、
新しいものを提供いたしました。
が、そんな交換条件などあってないようなもの…!
(ふんふ~ん♪)
とどこ吹く風で鼻歌交じりに、新しいものでお絵かき。
自己主張…大変よろしい傾向ではありますね。
今まで”自分の意見を相手に伝えて、その反応を得る”経験が
きわめて少なかった彼女にとって、それは非常に便利なものであり、
視野が広がって嬉しいことなのでしょう。
ですけれども、やはりそこは自閉症特有のこだわりや、
相手の気持ちも推し量ることの困難さもあってですから、
これはかなりの場面で手こずりそうな予感がします。
…まあ、成長の証ですから素直に喜びたいですが。
親なので、素直に喜べないというか先の心配ばかりしてしまいます。
先週末の学校からの連絡帳に、
「Jさん (娘の名前) が朝、玄関でだれかの靴を見つけました。
片方しかなかったので、
”もう片方がナイ!” と怒って大泣きました。」
…そして、担任の先生がもう片方を見つけてくれた後も、
少し引きずっていたとか。。
みんなに遅れて教室に入ったそうです。
いつも、みんなより遅れてのスタート…スロースターターです。
ハラハラしっぱなしの親心を知ってか知らずか、
(いや、わからないだろうな~。)
彼女はいつもマイペース。
親も気長に行くしかないですね。
あきらめが肝心か…な?良い意味で。
↑とあるトイレで。
上にある金属のバーを、鉄棒がわりにして遊んでいます。
叱ったのですが…無駄でした。。
ごめんなさい。
ほうり出されて ころころ転び
体ゆすって むっくと起きて
あちらを向いて 黙って座る
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
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