子供の考えることって、面白い!
年齢にもよりますが、その思い付きや予想外な発想、
そして豊かな想像力を持っていますね。
小さな生徒さんには、
レッスンの中で時々”ごっこ遊び”や(先生交代ごっこなど)
取り組む楽曲のイメージを持たせるための、”お話し作り”をします。
「はいっ。じゃ、今度は○○ちゃんが先生だからね♪
ピアノで伴奏を弾いて、やすこ生徒さんとママが歌うよ。」
するとみんな”先生”になりきって、
得意そうに誇らしげに弾いてくれます。
”お話し作り”でわかりやすい展開なのは、
転調するところでしょうか。特に長調から短調への転調…。
「なんだか、いやな事でもあったのかしらね~」
「あめがふってきたんだよ」
「そうかぁ。雨が降って来たけど、カサ持ってなかったんだね。」
「そうなの。それでね、濡れちゃって悲しくなったの。」
「かわいそうだね~。じゃぁ○○ちゃん、
悲くなっちゃった子の絵を描いてくれる?」
「うん。いいよ。」
…少し待つ時間が要りますが、
そのお子さんが一生懸命考えて発言したり、
絵を描いてくれるのを見ているのは嬉しいです。
何事にも、自発的に取り組む姿勢を身につけてもらえたらと思います。
しかし…!
これが小学生低学年、中学年、高学年と上がっていくと
だんだん口数少なくなっていきます。
(と言いながら、私の教室の生徒さんはよくしゃべる子が多い!)
思春期に入るころの高学年の生徒さんには、
講師も下手な事は言えません。
変に子供扱いしてもツッコミが来るし、
逆に大人の言葉ばっかり使って厳しくし過ぎても、心が離れてしまいます。
いわゆる、”難しいお年頃”です。
こちらのアプローチの仕方も、相手の出方を見て
常に”臨機応変”な対応で向き合います。
…しばらくレッスンをお休みしていた子がいます。
復活してきてくれたころには、グッと成長していて、
以前と同じ対応ではなかなか通じなかったりしますが、
コミュニケーションがうまく取れるようになると、心を開いてくれます。
ついでに…と言っては叱られそうですが、
心が開くのと同時に、”耳も開かれ”ます。
自分の演奏、私の模範演奏にも真剣になっていくのが、
私の心にも伝わってきます。
そういった時、やはり指導者としてのやりがいを感じるのです。
小学生の気持ち…推し量るのは難しいですね。
でもだからこそ、少しでもその心をこちらに引き寄せることが
できた時、私は内心ニヤリと笑うのです。
zen-on のリコーダー型のネックレス。
昨日のレッスンでつけてみたら、小学生から「いいな~!」
と言われました。木でできています。可愛くて気に入っています。
かえるが 笛吹きゃ
ころろ ころろ ころろころころ
夜が更ける
ごらんよ ごらんよ
ごらん お月さんも 夢見てる
ささ 夢みてる
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
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