♪ち~いさいころ~は~ か~みさまがいて~♪
♪ふ~しぎに ゆ~めを~ かなえ~てくれた~♪
…そう、小さい頃は、
別に間違えたって、できなくたって、
テキトーにやっていれば、なんとかなった。
だって、黒い鍵盤をグーでちゃっちゃっちゃって叩けば、
みんなが
「上手だね~。」
って褒めてくれたしね。
でも、ちょっと大きくなったら、
なんだか弾いていてもね、うまくできなくて、
お母さんに向かって怒ったんだ。
「き~~っ!!!!!」
(おかあさん、なんで、うまくいかないのさ~?!)
おかあさんが、
「あのね、もう1かいひいてごらん。」
「くりかえし、れんしゅうしないと、うまくひけないんだよ。」
っていうけれど、
どうして、なんかいもなんにちも、おんなじことばっかり
くりかえさないといけないのさ!
おかあさんは、あんなにかんたんそうに
ピアノをひいたり、うたをうたったりしてるのに、
わたしがひくと、みぎてとひだりてを
どうやっても、おかあさんみたいなおとが
でないんだよ。
なんで?!
…みなさま、説明もなしに大変失礼いたしました。
本人のあまりにも強い気持ちが、母のこのブログにまで
あふれてしまいました。
本日は例のごとく、娘サンデ―でございました。
回数とか、数字とか、時間の概念がいまいち掴めない、娘です。
自閉症と言う名の”個性”を持つ方たちの中には、
数字、文字、時間、カタチなどに
強いこだわりを持つ方たちもいて、
楽器の演奏技術の習得のためには、
そういうこだわりがプラスの方向に働く場合もあるのですが、
私の娘の場合は違います。
一口に”自閉症”と言っても、
娘のように、知的障害を担う場合もあるし、そうでない場合もある。
さらに、同じように“重度”と診断されても、
みんながみんな、同じ特性を持っているわけではありません。
性格もありますし、定型発達のお子さんと同じように、
十人十色、百人百様なのです。
…とにもかくにも、
娘の場合は、母が”ピアノの先生”であろうとも、
「きっと、すばらしい音楽の才能を受け継いで、
いつか開花するわよ~」
と誰かにうわさされようとも、
本人にとっては、
”音楽は楽しいけど、練習の意味がわからない!”
のです。
いえ、正確には、
”なんだかお母さんに言われるままに、やってたらできた”
ということの積み重ねで、ここまで来ましたから、
練習の意味が、全然わからないということは無いはずなのですが~。
しかも、発表会好き
そして、結局は音楽が大好き
なのです。
それが、母にはわかっているからこそ、
彼女が、
「き~~~っ!」
っとなっても、なんとかなだめて、
一緒に音楽を楽しむ方法を、そこからまた探すのです。
歌でもいい。
口笛だっていいし。
別に将来、ピアノが弾けなくったって、いい。
でも、やっぱり頭のやわらかい今のうちにできることを
やってみて欲しいんだ。
”やってみた”、”チャレンジしてみた”経験が、
大きくなってから、何かの役に立てばいいと
お母さんは思うから、さ。
なんだか、今日は取りとめもなく語ってしまいました。
いつもいつも、手探りで進む…私たちです。
↑今日はグランドピアノではなく、電子ピアノで弾きました。
(ふんふ~ん♪きょうは、みかんのきょくだよ~♪)
↑口が、のだめのようにとんがっています。(^o^;)
(おかあさんはさ、そうやってさ、しゃしんばっかりとってるじゃない?)
(おかあさんだって、”れんしゅう”しなよ!)
”れんしゅう”で疲れたら、
お母さんの肩車でリフレッシュ!!
梅の小枝で鶯が♪春が来たよと歌います♪
ほほほけきょ、ほーほけきょ♪
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
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