本日は私の大変苦手な料理のお話しです。
この一週間は、私の母が実家から“出張”して来てくれています。
環境の変化に対応するのが難しい娘のために、
わざわざ遠路はるばる私を助けに来てくれるのです。
なかなか親孝行できず、心苦しいばかりですが、
ありがたくその好意に甘えてしまう…私です。
さて、その母ですが、
私と同じく、人前に出るのがキライで控えめな性格です。
人と争うのを嫌います。
ついでに写真にもうつりたがりません。
自分の料理に関しても、
「私のはね~、適当だよ。」
と言いますが、これが私には真似できないのです。
私も母の味を出したいと、苦手ながら料理も頑張りますが
母の味…特に煮物は同じや材料、同じ作り方をしても
ぜんぜん出来が違う!
かぼちゃの煮つけ、サトイモの煮物、筑前煮、
肉じゃが、おでん、レンコンの煮物、
煮物じゃないけど、茶碗蒸し、きんぴらごぼうなども…
ここには単純なものばかりを
挙げましたが、とにかく単純なものほど難しい気がします。
(えっ?・・私が下手なだけですか。。そうですよね。)
なにせ、娘の食い付きからして全く違うものですから。。
(この真剣に”れんこんの煮物”を食する娘の表情ったら…)
娘の口癖は、
「ババのあさごはん!」
「ババのひるごはん!」
「ババのゆうごはん!」
…”おかあさんの”あさごはん!と彼女が言うのを
私は聞いたことがありません。(´□`。)
もう、何年経っても”ババの味”にはかなわないのです。
そこにはババの人生経験と愛情がた~くさん
詰まっているのですね。
”おかあさんの”あさごはん!…と、
娘に言ってもらえる日は、まだまだ遠いようです。
きっとそれは、ピアノの演奏についても同じことが言えるでしょうね。
年季だけではなく、そこにはその人の人生観や経験、
一音一音に込める愛情…そういったものも深く沁み込んで
生まれてくるのが、”演奏”ですから…ね。
寒い日が続きます。お風邪など召されませんように
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講師 荒木 安子(あらき やすこ)
ピアノ・声楽を教えさせていただいています。
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