自分の気持ちを相手に伝えること、


そして、相手の気持ちを推し量ること…。


それは人として生きる上で大きな喜びであり、


時には例えようもないほどの悲しみでもあります。



この世に生まれて来たのなら、誰だって幸せに生きたいですね。


自分が感じたことを人と分かち合いたい、


自分をわかって欲しい、気持ちを伝えたい。。


一見、定型発達のお子さんと見かけは変わらない


障がい児・者でもそれは同じ。



この世の中で、圧倒的多数を占める定型発達の方から見たら、


(この人、何も感じてないんじゃないか?)

(何考えているんだろう?わからない~)


きっとそんな風に思うでしょうね。



でも、私の娘も含めて、彼ら・彼女らも


心の中ではいっぱい感じていて、

本当はいっぱい伝えたいことがあるんです。



それなのに、言葉にできない。伝えられない。


もどかしくて、その気持ちをどう納めたらいいかわからなくて


苦しさのあまり声を挙げたり、自分を傷つけたりしてしまう…。


その行動がその人の本意ではないのに、です。



私にも、娘の気持ちのすべてを理解できないですが、


長年の付き合いから、おおよそ察することはできます。




人と人がコミュニケーションをとるとき、

アイコンタクトを取る、言葉でやりとりをする、

文字や絵で表現する…さまざまな方法があると思います。



娘のように、重度の知的障がいと自閉症を併せ持つ子は、


定型発達のお子さんよりも、あらゆる情報の


インプットもアウトプットも、極端に少ないです。



彼女は、私たちが日ごろ無意識に頼りにしている“五感”以外の


感覚で、物事をとらえているような気がします。



娘を見て下さる専門家の先生によると、


「Jちゃん(娘の名前)は、”風を感じる子”ですね。」


とのこと。


母が見ていても、”感じる力”はとても敏感なようです。


感じる力はあるけれど、表現に結びつけるすべを持たない彼女。

だからこそ、他のお子さんが当たり前にできることが一つでも


できたとき、彼女の世界は広がります。



”自分の発した一言が、相手に伝わった”


時の喜びは、とっても大きいと思うのです。



「おかあさん、おくち、きれちゃった~キスマーク

「いたかった~~しょぼん


「ワセリン、ぬるの。ニコニコ

「おかあさん、ありがとう、ひいてくださいにひひ

「おかあさん、さむいガーン

「おかあさん、おんぶする!べーっだ!

「き~~~っ!(→怒りの声)爆弾

「やらないの!(→ピアノの練習をやらない宣言)プンプン

「きもの、きたいのラブラブ

「ロビー、いくの。(→発表会場のロビーが好き。=発表会に出たい)



今でこそ、


こんな風にある程度言葉によるコミュニケーションができますが、


昔は「いたい」ということさえ訴えることができなかった娘です。



…ですから、こんな一言でも嬉しいものなのです。


親としてはとりあえず、“痛い” ”アツい” ”寒い” ”苦しい” ”辛い”


→この辺りはいつも知っておきたいですから。グッド!キラキラ




昨日は娘サンデ―でしたが、さらにとても嬉しいことがありました。


「おかあさん、~~~…。。。」


アップ何かを言葉で表現しようとしたけど、言えなかった)



娘の発言は”パターン化”しているか、”オウム返し”が多かったのに、


今日は”自分で考えた言葉”で、何か伝えようと試みたのですビックリマーク


顔が真剣でしたから、きっと一生懸命彼女なりに考えたのでしょう。



「おかあさん、~~~~。。。」 (→再チャレンジ)



「はい。なにかな~?ニコニコ

「うんうん。」


…母も一方的に発言を誘導せず、娘の”何か”を待ちました。


ですが残念、「言葉にできない~♪」(by 小田和正)…でした。


それにしても大した進歩だと母は思うのです。

私も自分を、大した親バカだなぁ~と思います。



アナタにとって“自発的に”…それが一番難しいことだと、

母はわかっているから。

時間が無くて、お母さんはイライラする時もあるけれども、

アナタのその”自発的な発信”に、いつでも耳を傾けようではないか!



 なんだか、今日は語ってしまいました。

 呆れながら読んでくださったかた、申し訳ございません…。

 


それでも、娘から学ぶことが多い母。

レッスンでさまざまなお子さんに出会うなかで、

その”学び”はしっかり活かされています。チョキ



娘よ、いつもお母さんに目からウロコなことを

いっぱい教えてくれて、本当にありがとう。ブーケ2



やすこ先生の日記帳


グミ大好き少女。

すっぱい”梅ぼしグミ”を生徒さんのお母様からいただきました。

食べてみたら…(これは、うまい!)



やすこ先生の日記帳


お友達の先生から、その先生のお教室のオリジナルキャラクターの

シールとマグネットをいただきました。

見るなり一言、「ひよこ!」。


やすこ先生の日記帳


「勉強しないと、ハム太郎ぬりえは無いよ」 


 (↑母のオドシ。)



やすこ先生の日記帳


やすこ先生の日記帳


「こら、横道にそれるな~!むかっ集中しなさい。」



やすこ先生の日記帳


母は夜なべをすることが多いです。

娘のパンツの裾は、たいていゴムを通して引きずらないように

縫い縫いします。これはそのパンツをはいたところ。



やすこ先生の日記帳


そして…最後の仕上げはやっぱり”肩ぐるま”でした。(笑)






ニコニコ今日も私のブログにお付き合い下さり、ありがとうございます。合格

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