先週のレッスンにて。
レッスンに兄妹で来てくれる生徒さんがいるのですが、
とってもおしゃべり♪なんです。
小学校低学年の妹ちゃんと中学年のお兄ちゃん。
レッスン室に入ってくるなり、私に
「先生~~!こんばんは。あのね~、今日ね~。」
と目をキラキラさせながら、その日の出来事を話してくれます。
ハンドボール大会で、僕のチームは2位だったよ、悔しかった~とか。
女子がさ、生意気なんだよね、とか。
塾の宿題が大変だとか…。
(↑これはお兄ちゃん)
きっとね、私に話すのを楽しみにしてくれているのだと思います。
それもまた、すごく嬉しいことだな~と
私もホンワカ幸せな気持ちになります。
もちろん、レッスンもしっかりガッツリいたしますよ。
・・・が!
妹ちゃんと仲が悪く(=本当は仲が良い証拠)、
レッスン室でケンカが始まることもあるのです。
「だってにいにがさ、”かして”って言わないでさ、
私のえんぴつ勝手に使っちゃうんだもん~!」
「オレ、言ったよ!おまえが聞いてないだけじゃん。」
(お兄ちゃんは、わざと妹ちゃんを怒らせるようなことを言ったりして、
”火に油”状態に陥ることもしばしば。。。)
これはケンカの一例ですが、その都度こちらも真に受けて
話に巻き込まれてしまったら、レッスンになりません。
大抵は、仲裁に入ってレッスンに意識を持っていくべく
あの手この手で諭しますが、最終的には、
「はい、ここはレッスン室です。ケンカするならおうちへ帰りなさい!」
と言います。そしてレッスンに戻る、一件落着と。
ですが、先日は私の意識をほんの少し変えてみました。
違ういい方でアプローチしてみたのです。
「二人とも、ここはね、”音を大切にする場所”だよ。
だから、いい音を聴かせてくれるかな?」
…そうしましたら、それまで大声でケンカしていたのが
ピタッとやみました。
話し声も小さく丁寧になりました。
こういうこと、時々ありますね。
こちらの声かけ次第、意識次第で相手が変わる。
すぐうまくできる時もあるし、少し時間がかかることもあるけれども、
すっと相手が変わった時、私はとても嬉しくなるのです。
これからも、さまざまなアプローチの仕方を模索していきたいと
思う出来事でした。



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