小さなお子様のピアノレッスンで、 補助的な教材として
この”ひくのだいすき”を使う時があります。
この本は、お子さんになじみのある曲を無理なく弾けるように
構成されているので、人気が高いです。
途中からヘ音記号も出てきますし、
コードネーム(ハ長調の主要3和音・C,F,G)も出てきます。
まだ十分にヘ音記号の音の読みかたに慣れていなくても、
一緒にゆっくり音を読んでからコードネームも覚えます。
昨日午前中にレッスンの♪ちゃんも、この本が大好き♡
…毎回マルが付かないと、
「先生、キライ!先生のバカ!」
と言われてしまいますので(^o^;)、一緒に歌って踊って考えて弾いて…
見事マルをゲットして、満足げに帰って行きました。
よかったです。今回も嫌われなくて。(笑)
まぁ、要するに、
”先生に八つ当たりしつつ、実は上手に弾けなかった自分が許せない”
のですよね。
それも自己表現の一つですから、OK,OK!
いずれ大きくなっていくうちに、黙って自分の時間で
その気持ちも整理しながら練習できるようになりますから…。
その♪ちゃんのレッスンにてですが…。
C,F,G,G7のコードのページで、
彼女が抵抗を感じる前に即時反応できるように
(それと気づかれないように誘導して…)、
一緒にコードと和音の構成音をセットで覚えました。
当然上手にカデンツが弾けたので、
「すごいっ!♪ちゃん。先生ビックリしたなぁ。
丸ハンコ、また増えるね。やったね♡」
とハンコの数も増量。
(花マルカードは50こ集めると、ごほうびボックスへGO!です。)
あっと言う間に、左手で即3つのコードを掴めるようになりました。
来週は、右手のメロディーに合わせて左手はコードネームのみを
手掛かりに弾きましょうね。
(もちろん、並行してへ音記号の読み方も学びます。)
そしてすかさず、
「♪ちゃん、丸ハンコの一行は10マスです。
今2つ丸ゲットしたから、あといくつで一行埋まるかな?10引く2は?」
「…(真剣)…8!」
「正解っ。ピンポーン!」
…と、こんな風なやり取りも織り交ぜながら
飽きのこないレッスンをしています。
みんな!隙あらば先生のツッコミや予想もしない質問が
飛んできますから、くれぐれも油断しないように。
…というか、みんなそれが楽しいようですけれど。
難しいと感じて倦厭する前に、
”まず、やってみる”
…そういう習慣を身につけて、
いろんなことにも応用できるようになって欲しいですね。
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