どの家庭にも、一つはある「キッチンタイマー」。
毎日きちんと練習をするのが苦手な生徒さんに、
私は、タイマーを使って練習するように言っています。
5分でも10分でもいいので、まずは時間を決めて、
タイマーをセットします。
宿題は、いつもだいたい2~3曲出すので、
一曲5分なら5分で、タイマーが鳴ったら練習終わり!
そして2曲目も5分にセットし、鳴ったら3曲目・・・という風にして
1日分の練習は終了ということになります。
もちろん、これで練習が足りているわけでは決してありません!
でも、毎日練習する習慣が身につくまでは、
このような方法も効果的です。
何しろ、子供にとっては「終わりがはっきり見えること」、
「今日も、お母さんに怒られずにピアノの練習ができた」
という達成感が味わえます。
この方法に慣れてきたら、この一曲5分セットを一日2回、
もしくは1曲10分セットを一日1回に増やします。
中には、
「先生!8分にしてください!」
と、時間を値切る(?)子もいますが、
こちらもだんだん妥協せずに、増やしていきます。
そもそも8分や10分では、中途半端に練習が中断されるわけで、
子供たちも一度練習に夢中になれば、
もっと弾きたいと意欲が出てきます。
そういう気持ちになれば、もうタイマーは要らないのです。
私のねらいは、そこにあります。
「自分が納得するまで、とことん練習する」
あくまで、「練習」とは自分の問題であり、
自分ととことん向き合う、貴重な時間であることを、
知って欲しいと思います。
今では、このタイマーを使わなくても、
自分でしっかり練習できる生徒さんばかりになりました。
「300マス練習表」を取り入れたことも、大きいと思います。
→http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=11377541221
ちなみに…こちらの男子お二人組は、
毎週同じページを、私が「よーい、ドン!」でタイマーを二つ、
両手使いで使って時間を計っています。
もちろん、正確に落ち着いて、が大原則です。
でも、堅苦しい雰囲気ではなく二人とも
楽しんで課題をこなしてくれています。
男の子はこういうの、好きですね♪
それを見ているわたしも、嬉しいです。
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