音叉(おんさ)ってなあに?

・・・時々、レッスンの合い間に、音叉を使います。

ピアノの音色もいっぱい楽しんで、でもたまには生徒さんにとって普段はなじみのない楽器や、音の出る仕組みをご紹介しています。

 

音叉とは。

それは、中央に柄をつけたU字形の金属棒です。

 

やすこ先生の日記帳-音叉

 

純音を発し、その振動数(周波数)を標準として調律などの音響測定に使われます。

 

一秒間の振動数を表す単位は「Hz(ヘルツ)」です。

だいたいの音叉は、A(ラの音)=440Hzのものですが、441Hzや、442Hzのものもあります。


やすこ先生の日記帳-音の波紋・音叉

中央の棒の部分を持って(U字のところは触らないように)、U字部分を専用のハンマーで打ち、水を張った洗面器の表面に少しつけると、「ラ~♪」の音とともに、水面に波紋が広がります。
 

また水を使わなくても、棒部分の丸いところを耳に当てると(扱いは慎重に)、骨伝導により「ラ~♪」が聴こえます。
 

アカペラで歌う際にも、音叉を使っているのを見たことがありませんか?

これも、前回に引き続き、「音が目に見える仕掛け」の一つです(^^)/

 

ああ、そういえば。骨伝導で思い出しました。
”楽聖”ベートーヴェンは、誰もが知っていますが聴覚障害を持っていました。

だんだんと、年を経るごとに耳が聞こえなくなっていったのです。

音楽家として致命的とも言える、「耳が聞こえない」という事実に、悩み、絶望し・・・。
それでも希望を捨てずに彼は立ちあがり、その人生の最期の瞬間まで”音楽家”としてあり続けました。
 

でも「音が聴こえない」のに、どうやって音を感じ、作曲したのでしょう?

 

ベートーヴェンは口で指揮棒をくわえ、自分の弾くピアノにその先端を当てて、骨伝導で音を感じたと言われています。

彼の魂にはすでに音楽が沁みわたっていたでしょうから、音を頭の中で自在に鳴らすことも可能だったはずですが、こうして涙ぐましい努力をするでもあったのです。





 

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