私のレッスンでは、必要であれば”お手本”として私の演奏を録音します。
この「録音をして生徒さんに渡す」点については、
賛否両論あるかとは思いますが、
生徒さんの演奏が私のコピーにならないように留意しながら
”お手本”を渡しています。
あくまで、”参考に”と言うことで…
そして、こちらからの”過剰な押し付け”にならないよう…

今の子供たちは、習い事や塾通いなどで忙しい子が多くて
ピアノや声楽の練習時間が、十分確保できない場合もよくあります。
ですから、短い時間で新曲への理解を深めるためには
”録音”を利用するのもアリかな~と思います。
もちろん、”耳”に頼ってばかりの練習にならにように。
楽譜だって、しっかり読めるようになって欲しいから…
どの生徒さんにも同じように、というわけではなく
「今、この子には、こういうことが必要かな」
と感じたとき、一曲通してではなく
”部分的に”とか、”ゆっくり”、”片手ずつメトロノームと”
などなど、いろいろ工夫しています。
子供さんだけではなく、大人の生徒さんにも活用できています
家でも繰り返し再生できる”お手本”は便利なツールだと思います。
また、発達障がいをお持ちの生徒さん(娘を含む)にも、
役立っています。
さらに、視覚化したほうがより吸収できる子には
ビデオで撮影して持ち帰ってもらうこともあります。
生徒さん一人一人に合わせて、適切な指導をさせていただく。
誰もが、演奏家になりたいわけではないのですから、
その生徒さんが、長~く音楽を愛してくれますように
そう願いながら、私はいつもレッスンをしています