今日はこの”ナポレオン・ピアノ”をご紹介します。
以前の“ジラフ・ピアノ”も発明者の知恵から生まれた、
特徴のある形状をしていました。
”ナポレオン・ピアノ”もアップライトですが、
こちらは、機能性や音色重視というよりも、
形にこだわって作られたもののようです。
ナポレオンの帽子の形をしています。
中身の弦は一体どうやっておさまっているのか?
その弦の収め方によっては、
アクションも普通とは違う構造をしているのではないかな?
・・・などど、いろいろ想像できて楽しいです
昔の人は、面白い発想で楽器を作っていたのですね。
量産できないものでも、
こうして形にしてしまったところがまた、すごいと思います。
だって、気の遠くなるような時間と労力がかかったと思いますから・・・!
ナポレオン・ピアノ モーリー(ロンドン) 1840年ごろ
全幅158.0 88鍵