毎日、生徒さんのレッスンを楽しみにしている私ですが、
先生はいつもニコニコしているばかりではありません。
どの生徒さんに対しても平等に、注意したり叱ったりすることがあります。
一週間一生懸命努力して精一杯頑張った時は、
うまく弾けても弾けなくても叱ったりすることは決してありません。
逆に、やろうと思えばできたはずなのに練習をしてこなかった時は、
まず理由を聞きます
仕方がない理由があれば、それはそれ、
「じゃあ一緒に練習して、前に習ったことを思い出してみようね」
と、一緒に弾きます。
(↑娘の手です…あまりフォ―ムが良くないのですが)
ですが、できなかった理由を誰かのせいにしたり、
努力出来たはずなのに自分の反省としていない時には、
私はその生徒さんを叱ります。
”叱る”と一言で言っても、こちらからの一方的押しつけではありません。
その生徒さんの心に届く言葉でなければ意味がないからです。
指導者としての技量や器の大きさを問われる、難しい問題です。
ですから、私はこのことに関して慎重に対応します
(ただし、必要以上に神経質にならないように…)
ピアノの練習も声楽の練習も、
結局は、”自分で選び自発的に取り組むもの”ですから…
自分と正面から向きあって、失敗もしながらひたむきに努力を積み重ねて、
最終的に喜びを得て欲しいのです。
何事も、途中で投げ出すのは、簡単です。
”続ける”ことが、難しいのです。
でも、誰でもあきらめないで続けてみて初めて、達成感を得ることができます。
苦労して覚えたことほど、
しっかりと自分の身につくことが多いのではないでしょうか・・・。
私は、ピアノや声楽を通じて、生徒さんたちに”あきらめないこと”
そして“粘り強さ”を身につけていって欲しいと思います。
それは、私が私の先生から受け継いだ教えでもあるから…
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