2019/7/10 ミクスonlineより

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三菱ケミカルホールディングス傘下の生命科学インスティテュートは7月9日、多様な細胞に分化する能力を持つとされるMuse細胞を用いた再生医療で、脊髄損傷を対象に国内で臨床試験を行うと発表した。受傷から2週間程度の亜急性期患者に対し単回静脈投与による有効性と安全性を検討する。早ければ2020年度にも承認申請をしたい考え。

 

中略

Muse 細胞は、もともと生体内の間葉系組織内に存在する自然の幹細胞。そのため腫瘍化の懸念が少なく、目的とする細胞に分化誘導する必要がない。そのまま静脈内に投与するだけで傷害部位に遊走、集積し、生着して組織を修復するという特長を持つとしている。2010 年に東北大学の出澤真理教授らのグループにより発見された。同社はCL2020を用い、18年12月に急性心筋梗塞、同年9月に脳梗塞、同年12月に表皮水疱症を対象に治験を進めている。

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2/19にはこちらの記事を掲載しました

iPS細胞で脊髄損傷の臨床研究へ

 

再生医療はiPS細胞だけでなくMuse細胞でも臨床が進んでいます。

脊髄損傷だけでも毎年約5,000人増え、延べ約10万人の患者さんがいるそうです。

是非臨床研究がうまくいき、苦しんでいる方々が楽になると良いですね。

 

三舘<セントラルクリニック カイロプラクティック専門外来