会社を立ち上げたころから
専門学校での非常勤講師を続けています。
もう8年。
今でも週に4コマ、
日中同時通訳、通訳基礎知識の授業を担当しています。
教え子は中国や台湾、香港からの留学生。
本当は大学院に行きたかった、就職したかったなど
不本意で入学してくる学生も多い。
しかし、通訳、翻訳を勉強すると決めたら、
その集中力はかなりのもの。
毎週20個ずつ、彼らには難しいカタカナを単語を覚えてもらい、
翌週小テストをしますが、
ほぼすべての学生が100点です。
なによりも授業中の目つきが違うのです。
目つきが鋭い、強い。
「一言も聞きもらすまい」というその強い意志が感じられるのです。
25人分の強い視線を、90分間、浴びるとどうなると思います?
なんだか、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
自分はこの子たちに負けないぐらい、研鑽を続けているのか?
学生たちの人生に良い影響を与えるような、いい話をしているだろうか?
この子たちの目標となるような存在でいられるのか?
「さすが先生!」と言ってもらえるようないい模範訳をしているだろうか?
どんどん刺激を受け、私も成長できるのです(たぶん・・・)。(^_^;)
田舎で生まれて、想像を絶する苦労して、ここまで来ている学生、
すでに父親が経営する会社で通訳をしている学生、
大きなおなかのお母さん学生や赤ちゃんを産んだばかりの学生、
共通することは一つ。
学費を払った以上のものは持ち帰ろうという意志。
そんなすばらしい学生たちに囲まれて、刺激を受け続けている自分。
そして教えることが本当に好きな自分。
明日死んでもいいくらい、幸せです。(*^_^*)