皆さま、 こんばんは、
『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。
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多文化・多国籍・多世代がコラボレーション
する時代の、人と組織を考えるブログです。
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NPO法人 はたらく場研究所 の分科会であるファシリテーション塾
(塾長中島崇学)のメンバーが企画したワークショップ 「Let’s 企み」に
先週参加しました。
人生に現れる様々なイベントを“企み”に溢れたものにしていこう、
という主催者のメッセージに惹かれるところがあったので、どんな
智慧を頂けるのかと期待して参加しました。
が、結果は思いもよらないものでした。
私は昨今停滞気味の中国ビジネスを再活性化しようと、
自分なりの企みを持ちこんだのですが、
他の参加者と話しているうちに、
自分がビジネスを始めた頃に抱いていた想いを、
いつの間にか忘れていた事に気づきました。
9年前の夏、私は社会人大学院生として論文を認むべく、
フィールド調査を、南京で行っていました。
自分自身が商社員として海外赴任で感じていた事を、
フィールドで再確認しようとしていたのです。
調査の時に感じた日本人・中国人の働く意識のズレを、
何とか“見える化“出来ないものかと商品化したのが、
今私が扱っているDOCという
組織コミュニケーションの診断ツールです。
「日常の業務フレームに捉われない互いの正直な声を
“見える化”することで、
互いが抱きがちな不信感が取り除けるだろう」と、考えたのです。
大学院の組織コミュニケーションのテキストを見ながら
原案を作り、別の大学から来ていた量的調査の先生の研究室に
押しかけ無理やり教えを請い、
難解な組織論の本を読み漁って必死になって作り上げました。
今思うとすごい馬力でしたが、その時の自分には、
日系企業の中で苦悩する駐在員に、自信と安心の礎を作りたい、
との強い想いがありました。
相手(従業員)の本当の心が見えないままに、
大きな意思決定をする際の恐怖感を、
私はアフリカ駐在経験中に味わっていたからです。
ところが、今回「よし、企むぞ」とビジネスの復興を目指した自分は、
かつてあったそんな想いを、完全に置き忘れていました。
ハッと思った後のワークショップでは、周囲の”ノリ”は壊さない様に
注意しながらも、「企む」は横に置いて“自分の見つめ直し”に
途中から焦点が移っていました。
私の場合は、それこそが必要な作業だったのだと納得しています。
だから今回の学びを綴るなら、
“企む前に自らの動機を問うこと” でしょうか。
それにしても予想していなかった、貴重な気づきを頂きました。
ワークショップが持つ不思議な威力を実感出来た体験でした。
「チーム企み」のメンバー、
そして共に参加されていた皆さまのおかげです。
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最後までお読み頂き、有難うございました。
『越境コラボ塾』 塾長
真門
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ブログ運営元:
チエ、ワザ、ココロでつながる組織づくり
株式会社エイシア
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