豊田英二がフォードで見たもの | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、




『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。 




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多文化・多国籍・多世代がコラボレーション

する時代の、人と組織を考えるブログです。

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豊田英二 トヨタ自動車最高顧問逝去の、報道がありました。 
100歳だったというのですから、天寿全うというべきでしょう。 

学生時代に同氏の話を読んで、すごく感動したのを覚えています。 
戦後間もなく、渡米してフォードの工場を視察した話です。

当時トヨタは1日40台の車を生産していたそうですが、
彼が見たフォードの工場は1日8,000台生産していたそうです。 

さぞかし驚いたと思いきや、豊田英二はその時、

1. 規模は全然違うが技術はそれほど変わらない
2. 課題は 鋼材の材質 と 工作機械の精度

と、得るべき情報を冷徹に確認し、本国に伝えていたそうです。 

事実帰国後に早速、必要な工作機械を欧米企業に発注し、
国内の鋼材の品質改善にも取り組んだと言います。

さらに加えてこの人は、フォードの工場のあちこちに“仕掛品”、
つまり作りかけの中間製品が山のように積んであるのをみて、

工程に“無駄が多い“ と感じ、

そうしない為にどうしたらいいのかを、考え始めたのだそうです。

結局この経験から、ジャストインタイムのトヨタ生産方式が生まれ、
それから60年経って、フォードを凌ぎトヨタは世界一の
自動車メーカーになっていった訳です。

トヨタという会社の持つDNAが、こういう所にも現れていたのでしょうが、

自分達にとって本当に重要な情報を、
外見に惑わされることなく、
しっかり切り取る力の大切さを教えてくれる話です。

本質(=何が自分達にとって本当に大事なのか、をブレさせないこと)を
しっかり捉える力。

豊田英二のエピソードと共に、是非覚えておきたいものです。


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最後までお読み頂き、有難うございました。


『越境コラボ塾』 塾長 

真門


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