中国は”説明出来る”国になれるか | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、


『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。


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このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

有益と思われる情報を発信しています。

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事故を起こした中国の高速鉄道。


私も蘇州や無錫のお客さんのところに行く時は、

よく利用しています。 


ほぼ時間通りの運行、乗り心地は快適、

日本人の感覚からすれば安いし、

非常に助かっていたので、


今回のニュースはちょっとショックでした。


それにしても、事故を起こした車両を調べもせず、

さっさと穴に埋めてしまって、


“落雷”が事故原因と


平気で発表をしてしまうやり方に、

呆れた人は多いのではないでしょうか。


勿論これは問題なのですが、


“共産党の一党独裁” という仕組みには、

基本的に減点主義“が強く埋め込まれているので、


失敗はとにかく隠す、 という体質が

政府ばかりでなく社会全体に沁みついてしまっている。


今回、そういう面が出てしまった事は、

間違いないと思います。


長年、そういうやり方がまかり通ってきた。


“都合の悪い事はまず隠す” と言う事が、

体質になってしまった。 


中国進出日系企業でも、

従業員がミスを隠す傾向は一般に強く、


また同僚同士がかばい合う事も頻繁で、

頭が痛い問題だとよく聞きます。


そこは企業内部でしっかりと教育を行って、

直していくしかないと思います。


今回の事件は、“鉄道を輸出産業に”しようとしている

中国政府にとって大きな打撃になりました。


信頼を取り戻すには、事故原因を調べ公表して、

しっかりと説明をしていくしかない。


流石に強い危機感が政府の首脳にはあるようです。


今後信頼を回復し安定させるには、


中国企業(政府)が問題を隠さず公表し、

皆が納得出来る様な説明が出来る事を

世界に示していく必要がある。


ちゃんと説明する事は、

グローバル社会のルールです。


しかし、それは現行の共産党体制の基盤を作っている

官僚機構と体質的に両立出来るものかどうか。


大きな挑戦。 

でも、あの国が乗り越えなければいけない壁です。


時間はどうしても掛かるのでしょうが、

中国は今少しづつ変わっているのだと思います。


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最後までお読みいただき、

ありがとうございました。 


『越境コラボ塾』 塾長 

真門  


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