皆さま、 こんにちは、
『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。
このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、
世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、
有益と思われる情報を発信しています。
“コーチング“は、『越境コラボ』を実践する人達にとって、
最重要なスキルのひとつと言ってよいと思います。
そう認識しているグローバル企業は
既にかなりあって、
海外赴任予定者全員に
コーチング研修を受けさせているところもあります。
今後もその流れは強くなるでしょう。
昨日のブログでも触れた事ですが、
育った環境、文化が違うという事は、
お互いが持っている背景知識が違っている。
“運動会(Sports Event)を開こう”、といっても、
話し手と受け手で、頭に描いているものが、
全く別物の可能性はすごく高いわけです。
例えば上司が部下に仕事をさせようとして、
指示を出しても、
上司と部下で、全然違うイメージを
持っているかもしれない。
指示がズレたまま進行して、全部終わって
出てきたものをみたら、
(*_*)
これを経験している海外赴任者は
星の数ほどいます。
ですが、コーチングでは
部下の頭の中にある“世界”に
最初から焦点を当てて、
上司が望む方向を、その“世界”の中に
どう構築させていくか、という形で指示を達成しようとする。
そこには文脈の押し付けはないし、
進め方、方法、流儀、作法は、すべて
部下側に委ねている訳です。
上司は、部下の構築作業を、
生産的で実現可能な形に出来る様な
サポートをする役割になります。
この時に上司に求められる姿勢を、
学習学協会代表理事の本間正人氏は、
“信”、“認”、“任” の3文字に纏めています。※
“信”は、相手の可能性を信じる事と、
相手との信頼関係を築くこと。
“認”は、相手のよいところをしっかりと心に留める。
認める の語源は “見”とめる、なのだそうです。
そして最後の“任”は、任せるですね。
この3つは本当に全部大事なのですが、
駐在初期に信頼構築に失敗した個人的な経験から
いうと、
“信” = 信頼構築 が最も重要で、
また難しいと思います。
そして“信”が無い所には多分本物の“認”や“任”は
在りえない。
相手の話に純粋に耳を傾ける、というコーチングの基本は、
聞こうとする姿勢そのもので、人間と人間が繋がる
ポイントを生み出します。
そういうポイントが出来てきた所に、
理屈を超えた次元の“信頼の種”が生まれる。
これは海外でも実践してみて、実感できるものです。
それは特段珍しくもない人間同士の相互行為なのかも
しれませんが、
その重要性を意識させ、コントロールする知恵に
したところが、
“コーチング”の、すごいところなのだろうと思います。
※ 『コーチング入門』 本間正人、松瀬理保 p42
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
『越境コラボ塾』 塾長
真門
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