皆さま、 おはようございます。
『越境コラボ塾』 塾長の依田真門です。
最近 - 本当に2週間前くらいからですが、
”グローバル人材育成 うちもそろそろ動かしますので
よろしく”
といった話が増えてきました。
大手企業は随分前からこの流れにあり、随分色々
プログラムが組まれていますが、規模の小さな会社は
これから本格化しそうです。
つい先日伺ったところも従業員200名程の商社なのですが、
海外赴任者は 11人。 毎年の入れ替わりも2-3人で、
これまでは人材育成も 現場まかせでやってきたという
話でした。
これからは、海外向け販売を強化するとともに、韓国、
中国、台湾 等のサプライヤーと組んで、アジア全域の取引に
入っていこう、という経営方針が示された、という内容です。
その為に”グローバル人材育成”を赴任者だけでなく、国内の
営業責任者まで含めて行いたい、と。
お会いした”人材育成担当者”は、ずっと国内ビジネスの御専門
だったせいか、
”日本人と外国人の違い”
とか
”外国での交渉で、日本と違う注意点”
の様な表現を何度もされていました。
その担当者には、その場でも少しお話したのですが、
”外国”と言っても、色々あるので、
韓国とか、中国とか、インドネシアでとか、 個別に見なくては
いけませんよね。
注意しなければいけないのは、
現場で仕事をされる方々だけが研修を受けても、
本社で様々な意思決定をされる方々が、
日本 vs 外国
的な単純図式で留まっていると、
日本人同士でのコミュニケーションギャップが縮まらない事。
”グローバル人材”達がスキルを上げて、現地の文化への理解度
を高めても、
結局本社には理解されず、沢山の無駄が発生する
というリスクです。
この会社は、だから国内の責任者も含めての育成、という
気持があるのかもしれませんが。
これからは全社的に
”グローバル視野”
を持てるような
根本的な体質改善が、求められているのだろうと思います。