ってのがあってね、今回私はそのリレーに出たのだけど...。みんな出来れば走りたくないらしく、決まらない時にはジャンケンになるらしいんだけど、私はぶっちゃけ走る事には抵抗はなかったの。
ただ、現役を離れて10年。運動らしい運動なんてほとんどしてなかったし、古傷の心配もあったしで、不安が大きかったのよ。
それにねプライド?があってね

私、昔は速かったんです


それをさ、今更落ちぶれた自分を見せるのも、自分が知るのも嫌だったし、私が元プロレスラーだって知ってる人には、体力あるでしょ
って、思われるわけで...いやいや、今はれっきとした一般人だし
みたいな
たかだか、息子の運動会の父母リレーで、誰もアタシの事なんか見ちゃないよ。主役は子供なんだから
と、自分でツッコミ入れるくらい実は色々考えちゃったりしてね。でもさ、私は料理が上手いわけでもなく、裁縫が得意なわけでもなく、決して良いママでもないから走る事くらいしか出来ないし。なのにでも、そこでもカッコ悪いママを見せちゃったら、私...何もないじゃん
って思ってみたり
結局、リレーの選手決めの時に「誰か走ってくれる人いませんか?」って、先生と目が合っちゃったから
誰も走りたい人いないなら...って感じで、出る事になったんだけど、他に走るママ...みんな若いし
ってか20代
みたいな
で、事前準備の時にちょっと走ってみたわけよ。
39歳
なんだまだ走れるじゃん

取りあえず走れた自分にホッとしつつ、校庭が砂だったので滑るし、カーブで転びそうだしで、不安も大きくなりながら当日を迎えるわけです

当日はお弁当作りやら、役員さんのお手伝いやら、息子の写真撮影やら、リレーの事などなど。
私が、いっぱいいっぱいだった理由がわかりますか?

でもさ、この話を前にマブダチMちゃんにしたら、楽しめばいいんだよって言われて
そうだよな~って思って
それでも、久しぶりに感じる緊張感。引退してからこんな緊張する事なんて、ないくらい良い刺激だったわ

で、いざ走ってみたら・・・闘争本能に火がついちゃったりしてさ

まあ、身内や知人には「たいして速くなかった」だとか、「遅くなったな~」とか、散々だったけど...マブダチSと、39歳頑張ったよねー
って言いながら、この悔しさをバネに星ちゃんが卒園するまで、走り続けられるよう、体力を維持しなくてはと誓うのであります
で、思った事。アタシ...やっぱり走るの好きかも


この歳になって、こんなに熱くさせてもらえた事にある意味感謝。本番では、少し不完全燃焼だった自分もいて、来年こそは
なんて思ったりもして。ってか、だから・・・たかだか、幼稚園の父母リレーなんですけどね

でも、子供たちが一生懸命やってるんだもん。大人だって、一生懸命にならないとだよね

でね、肝心の天空たんなんだけど。当日は「ママ走ったの見てくれた?どうだった?」って聞いても「うん。はやかった」とは言ってくれたものの、まあ、あんまり興味を示さず、天空たんが3人中3位だった事も、あんまり気にしてない感じだったんだよね。
それがある時、ふと「ママ~、ボクね、もっと速く走りたいんだよ。どうしたら速く走れるの?」って、聞いてきたの。
なんかさ~、それだけで、私が走った意味はあったかな。何かを伝えられたかな。って思えた

実は私もね、幼稚園の時にある思い出があってね。当時、可愛がってもらってた親戚のおばさんがいてね(おばあちゃんの弟のお嫁さんで、私にとってはもう一人のおばあちゃんみたいな感じかな)
そのおばさんと運動会で1等を取ったら、ノートを買ってくれるって約束をしたの。でも、私は3等で結局ノートは買って貰えなかったのね。
おばさんは1等を取れなかったからノートを買ってくれなかったわけではなく、多分そんな約束をした事を覚えてなかったんだろうけど、その悔しさが私の足を速くしたのよね

おばさんは私が小学校4年生の時に亡くなってしまったんだけど、あの悔しさのお陰で私は小学校、中学校と9年間、運動会での徒競走はずっと1位だったし、ずっとリレーの選手だった。(高校の体育祭は徒競走がなかった)
だからね、今回天空たんがもっと速く走りたいって思った事は、とっても大きな意味があったのかなって思う。
今まで、あまり悔しさや願望を表に出す事がなかったから。
さっきも書いたけど、私は出来の悪い母親かもしれない。今回だって、私の自己満足だったかもしれない。でも、私は私に出来る事で、子供たちに伝える事が出来たらって思う。
何だか長々と熱く語ってしまいましたが
最後まで読んでくれてありがとうございます
運動会では、たくさんの感動や元気を貰いました。
改めて、天空たんお疲れさま
ありがとう
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