ポイント1. 間接照明(暗さ)を利用する




間接照明などを利用して、部屋を薄暗くしましょう。









部屋が暗くなれば、気分も落ち着きますし、メラトニン(睡眠促進ホルモン)の分泌も活発になります。部屋が暗くなると、人間の場合は自然と副交感神経系が優位になるようになっています。副交感神経系とはリラックスを司る神経系であり、この神経系を刺激されることによって身体の活動が休止状態に向かいます。









これは、昔のことを考えると分かりやすいと思います。









人間の目は暗闇で良く見えるようには出来ていません。夜行性ではなく昼行性です。だから、夜に食糧採取を行うことはありませんよね。無暗に暗がりを歩くことによって、外敵に殺されてしまう可能性が高くなります。









そのため、身体は夜に活動しないように、周囲が暗くなると副交感神経系の活動を高めて、身体を守ろうとするのです。









ちなみに副交感神経系は食事をすることによっても活性化されます。ストレスが溜まっているときに無性に物を食べたくなるのは、この働きの為です。なぜ食事の後に副交感神経系が優位になるのかと言うと、消化をしている時は筋肉の活動が鈍るためです。









交感神経系が優位になっている状態は筋肉を活発に動かすことが出来ますので、食糧採取の際には適していますが、食事の後には必要ありません。そのため、食事が終わったら副交感神経系を優位にして交感神経系の働きを弱め、消化活動を優先しようとするわけです。









厄介なことに、副交感神経系は食べれば食べるほど優位になります。生存の可能性を高めるために、身体はとにかく食べようとします。しかもこの傾向は、ストレスが蓄積されていればいるほど顕著になるため、注意が必要です。









なので、ストレスが溜まっているときこそ間接照明などを利用して、周囲の環境をリラックスできる状態に持っていくことが大切になってくるのです。過食気味な方は、ぜひともこの原理を理解して活用してみてください。









ちなみに、飲み物を飲むとリラックスできますよね。あれも食事で副交感神経系が刺激される仕組みと同じです。飲み物くらいでしたらすぐに消化できますので、ノンカフェインで刺激の少ない飲料、例えばハーブティー などを温めていただくと、更に快適に入眠出来るかと思います。









お気に入りのアロマ などで、香りを整えるのも良いかもしれませんね。









ポイント2. 手足を温め




次に大切なのが、身体を温めるということ。




身体が冷たい状態だと中々眠ることが出来ません。これも先程触れた自律神経系の働きが大きいです。









手足を温めるためにはどうすればいいか?と言えば、一番安上がりな方法はストレッチかと思います。具体的な方法はナガちんさんのブログ にお任せするとして、寝る前のストレッチは睡眠の質を高めるためにも、とても有益な習慣になるでしょう。









他には、湯たんぽなどを活用するのも一つの方法かと思います。









手足を温めることによっても副交感神経系の働きが優位になりますので、気分が高ぶっている時などにはこれによって気持ちを静めると、身体をすぐに眠ることが出来る状態に持っていくことが出来るでしょう。









筋トレなどで軽く身体を温めるのも良いですね。ただし、その場合やりすぎは禁物です。あくまでも適度に、1セット~2セット、1セット当たり20回程度を目安に軽く行うようにしましょう。筋肉の活動は交感神経系を活発にしますが、交感神経系を活発にした後は、筋肉を休ませるために副交感神経系が優位になるように身体は出来ています。運動した後に妙にリラックスできるのは、この仕組みの為です。




この仕組みを利用すれば、快適な睡眠を手に入れることが容易になります。














ということで、今日は快適に眠るためのコツをご紹介しました!




他にも「こんな方法も良いですよ」というものがあれば、是非ともコメント欄でご紹介いただけると幸いです。


















ペタしてね