全ての人に好かれるのはムリ!
まず頭に置いておいて頂きたいのが、全ての人に喜んでもらう、全ての人に好かれるなんて言うのは絶対に不可能だと言うことです。
どんなに性格のいい芸能人でも、ファンがいればアンチはつきもの。あのマイケルジャクソンでさえ、メディアと言う強大なアンチが存在していました。
だから、まずはそこを割り切ってください。全ての人に好かれるのは無理なので、自分自身が大切にしたい人、そして大切にされたい人を大切にするようにしてください。
そうしていると、次第にその人たちから良い評判が広まって、自分自身に利益として帰ってくるようになります。自分自身に利益として帰ってくると言うのは、なにもお金だけではありません。見返りなしに褒めてくれたり、尊敬してくれたり、仲間意識を持ってくれたり、仕事を紹介してもらえたり、大切な友人を紹介してもらえたり。色々な見返りを得ることが出来るのです。
しかし反対に全ての人に好かれようとしているとどうなるでしょうか。恐らく、本当に大切にしたい人にその好意が伝わらず、逆にどうでもいい人にも嫌われてしまったり、上手くいかない事に次第に苛立ちを募らせることになると思います。
二兎追うものは一兎をも得ず、と言う言葉がありますが、人間関係もこれに当てはまるのです。友人や恋人に限らず、普段から付き合う人を厳選してその労力を費やす相手を慎重に選んでいかなければ、結局全ての人が自分の元を離れて行ってしまい、時間を無駄にするだけの結果になってしまうのです。
それでは何のために生きているのか分かりませんよね。というか、事実そういう悩みを持っている方も結構いるのではないかと思います。
好かれたい人に好かれる為に
ならば、八方美人はやめて好かれたい人に好かれるようにします。とは言っても、そう言う方はまず自分がどんな人に好かれたいのかすら分からないのではないでしょうか。
それは、自分の頭の中にベクトルが定まっていないからです。何がしたいのか、どういう人たちと付き合いたいのか。それをしっかりと定義しないことには、良い友人関係を構築することは出来ません。
まずは自分のやりたいことを明確化しましょう。そうすれば自然と大切にすべき人たちの姿が浮かんでくるはずです。もちろん、そういう目的抜きに大切にしたい人が居るでしょうが、そういう人たちは目的抜きにプライベートを共有すればいいと思います。
ただ、好かれると言っても明らさまに根回しをしたりするのではなく、飽くまでも相手に対して誠意と敬意を持って真摯に振舞うことが大切だと思います。人間大切にされれば誰しも嬉しくなるものです。年に一回誕生日の時だけ「おめでとうメール」を送ってくるような薄っぺらい仲が素晴らしいなんて、私は思いません。
だって、そんなの見せかけの優しさでしかないですからね(笑)まあ覚えておいてくれたこと自体はありがたいことだと思いますが、それ以上でもそれ以下でも無いでしょう。