普段の生活を注意深く観察していて気づいたことですが、どうやら晩御飯と就寝時間は密接な関係にありそうです。
晩御飯の3時間後に睡魔
量にもよりますが、食事をした後は副交感神経がかなり優位になります。この状態では、以前も説明した通り気持ちよく入眠することができません。
睡眠に適した自律神経の状態は「副交感神経がやや優位、つまりほぼニュートラルな状態」です。
間違っていない組み合わせで食事をすれば、大体食後3時間以内にほぼ全ての胃での消化が完了します。その後腸に運ばれて吸収されることになるのですが、ここまでくれば身体の負担はそれほど大きくありません。
だから、3時間後に丁度自律神経がベストな状態に持っていかれることになり、睡魔が襲ってくるのだと思います。
逆に言うと、寝る直前にご飯を食べてしまうと目が覚めてしまいます。残業で遅く帰ってきて、「とにかく食べてから寝よう」なんて生活をしていると、ドンドン睡眠時間が遅くなってしまうのはそのせいです。ご飯を食べると、少なくとも2時間は睡眠モードにはならないのです。
もちろん、消化酵素の多少や食事量、食べ合わせによって、人それぞれ何時間後に睡眠に最適な状態になるのかは分かりませんが、大体2~4時間の間と考えていいでしょう。自分のベストな時間帯が見つかったら、その時間帯に沿うようにベッドに入るようにしてみると良いです。
なおかつ、夜に入浴をされる方の場合はその時間も調整するとより快適な睡眠を得ることが出来るでしょう。
入浴は就寝前2時間までに
消化のタイミングを考えれば、入浴は食事の後にした方が良さそうです。入浴後の自律神経の復調よりも、食事後の消化に掛かる時間の方が長いためです。
食事を就寝前3時間頃に行い、入浴をその直後~1時間後までに済ませておく。そうすると、睡眠予定時間にはとても気持ちよく寝られる準備が整うことになります。
「本当にそんなに上手くいくのかな?」と疑われているかもしれませんが、論より証拠。実際にこのリズムを試されて見て、効果があることを確認してみてください。