皆さん、こんにちは!

ようこそ我がページヘ起こし下さいました!


いよいよ令和6年度

スタートしちまいまして

何だか日毎に月日の経つ

スピードが速くなって来てるのを

実感しております…


そんな訳で

今回なんですが、

年が明けてから

ここで取り上げる為に

春に関する曲を聴きまくって 

いたんですけど

改めて思った事がありまして

書き綴りたいと

思います。




80年代に限らず
おおよそアイドルさんなんてのは
10代半ばくらいでデビューしまして 
主に高校が舞台になっている
学生生活の色恋沙汰や
思春期ならではの 
気持ちの変化やら何やらを
歌うんですけど

南野陽子さんのアルバムは
それとはちょっと違うテイストで
作られてるなぁと思った訳なんです。
 
南野陽子さんは
1985年6月の18歳の誕生日に
歌手デビューしました。
18歳と言えば高校 3年ですよね。
そして翌1986年4月
"Gelato(ジェラート)"と言う
ファーストアルバムが出る訳なんですが、
時系列だと
アルバムが出た月というのは
高校を卒業した翌月
言う事になる訳なんですが、
このアルバムには
まさに高校卒業の時期が舞台となっている
描写がいくつかありまして…

まずは1曲目の
"春景色"からは…


♪卒業式が終わって
 春休みが過ぎていけば
 4月からあなたより1つ
 上級生になる

♪制服にさよならして
 電車の駅が変わって
 4月からあなたより1つ
 上級生になる

とありますし、
"私たちのメリーゴーランド"では


♪あわい日射しと
 みんなの笑顔
 最後のホームルーム
 あなたの背中
 出席順に
 いつでも離れて見つめていた

♪次のチャイムで
 素敵な日々に 
 さよならを告げるのに
 いろんな色の想い出たちが
 いくつもメロディー奏でる

とありまして
どちらも主人公は
完全に卒業間近の学生ですよね!

唯一、学生生活中の出来事を
思わせるフレーズが
"花びらの季節 "の、
♪クラスメイトのおしゃべりには
 いつも「コイビト」の名前が出てくる
というものですが、


これ以降は
南野陽子さんのシングル、アルバムの曲にも
学生生活を連想させるような
シチュエーションの曲は
ほぼありません。

例外と言えるかは 分かりませんが、
3枚目のアルバム
"Garland(ガーランド)"の2曲目
"昼休みの憂鬱"では、
♪陽射しの中 笑い声があふれる
 文学部は女の子が多いね
というフレーズがありますが、
これはもう完全に
大学生ですからね!

ページの写真なんですが、
マジで美しすぎる!!


これ以降は
アルバム
"Global(グローバル)"
"さよならにマティーニは禁物 "
別れ話の最中に
カクテルのマティーニを飲んでしまい
フラフラで歩けなくなって
たった今別れたばかりの彼に
介抱されちゃいます。
ただこれは
年若ですけど大人の恋愛ですよね~!



ここで
改めて思うのは
作家陣は
もちろんアイドル歌手である
南野陽子さんへの楽曲なんですけど
お話を紡ぎ始める前提として
もしも南野陽子さんが
アイドルにならずに
普通の女性として暮らしていたとしたら…
という仮想の物語
綴っていたのではないでしょうか?

ですから
曲はリリースされる時点での
南野陽子さんの年齢なんかを
鑑みた上で
お話を考えてるのかなって思います。 
  
特に小倉めぐみさんなんかは
年に1回くらいで
プライベートで食事したり
してたそうですから
南野陽子さんの
人柄をよりリアルに
曲のお話に盛り込む事が
出来ていたんだなぁって思います。




これ以降のアルバムである
"Gauche(ゴーシュ)"
"Gather(ギャザー)"では
南野陽子さんご自身の作詞した
作品が登場します。
そうすると
それはもう
よりリアルにご本人を投影されたものになりますし、
"夏のおバカさん"に至っては
ほぼ全ての楽曲の
作詞/作曲を
南野陽子さんご自身が
手掛けておられます。
ここには
マジで完全に
実体験そのまんまじゃないのかな?
と思わせるものもありまして…
聴いてる僕らは
"あぁ…こんな事があったんだな…"
と、感慨深くさせられますし、
"どんな気持ちで歌ってるんだろ…"
とも思わずにはいられません。



時々
南野陽子さんは楽曲に恵まれた
と言われてるのを耳にしますが
それは 
やはり南野陽子さんご自身が
楽曲の制作段階で
積極的に意見を言ったり
周りのスタッフさんたちに
ご自身の話をなさった事で
その人となり
プロデューサーの吉田格さんを
はじめとして
周囲に伝わったおかげで
作家陣も
お話を作りやすかったでしょうし、
南野陽子さんも
楽曲のお話の意味する所を
よく理解した上で
歌えてますから
"何だかよく意味が分からないまんま
大人たちに与えられたものを歌ってました" 
というような事が起こらずに
キチンと制作側が
意図した通りに発表出来ていたんだと
思います。



 



もちろん
ドラマやCM等とのタイアップ効果
あったとは思いますが
南野陽子さんのアルバ厶
聴いていていつも思い浮かぶのは
丁寧に作られてるなぁと
言う事でして
それに
やはり丁寧な音造りのソニー
もちろん萩田光雄さんのマジック
合わさり
ヒットに繋がったんだと思います。

そして
今回のテーマにもなってますが、
楽曲の主人公を
南野陽子さん本人の実際の年齢に
合わせた事で 
歌の主人公と歌手の年齢の乖離が
無くなり説得力が    
増しますよね!

僕は今まで
突出して南野陽子さんの楽曲を
取り上げて来ましたが、
まだまだ良い曲が
たっくさんありますから
これからも
ご紹介出来ればなと
思います!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!
またいずれこの場所でお目にかかりましょう!