1988年8月発売のアルバム 

"Non-Fiction"

の5曲目。

1988年4月発売の7thシングル

"Angel Night〜天使のいる場所〜"

のB面。 


作詞:松尾由紀夫

作曲:松浦雅也 

編曲:松浦雅也




皆さん、こんにちは!
ようこそ我がページへお越し下さいました!

年が明けてからというもの
体調は崩すし、
仕事は忙しくなるしで
中々記事を投稿する為に
曲と向き合う時間が作れず
更新が空いてしまいましたね…

さて気を取り直して
今回は
僕らが中学時代に
週刊少年ジャンプから
アニメになって
今でも続編(?)の映画が
作られている
"シティーハンター"
の挿入歌である、
鬼才、松浦雅也さんと
スーパーウルトラボーカリストの
Chakaさんから成るユニット
PSY.Sの名曲でございます!


ttps://youtu.be/Un3eHitfkOg?si=062werayNCBj5UX0 


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♪Bird いつの間にか 

 夢を見ていたのさ

 Leaf 遠い声が

 今はすぐそばに


♪岸辺へと虹のかかる

 七色の ひとつひとつ

 しずくたち 眩しそうに

 手の平の上 降り注いで


♪Sheep 迷う時も

 草の葉の緑に  

 Heart 暖かいね

 花束を編んで


♪丘の上 手をふる人

 歌を聴く 河のほとり

 遠い影 小さく舞う

 約束の園 君に会える


♪日々の優しい祈り

 木々にささやく風と

 空に翼が遊ぶ

 海のはぐくむ命

 This World


♪Please いつも一緒

 やわらかに包まれ 

 Breath 雲の形

 淡くかさね合う


♪眠りから やがて目覚め

 くちびるで頬に触れて

 喜びを分かち合える

 そして微笑む瞳に逢う


♪そこにすべてがあった

 深く静かな暗黒と

 惑星の生まれる光

 誰も知らない奇跡


♪過ぎてゆく日と明日

 いつも日差しの中で

 勇気を与えてくれた

 愛を教えてくれた


♪Earth 見上げていた

 木の上の方舟

 Yes 時を越えて

 まなざしをたどる


♪人は皆いつか知るよ

 同じ夢 いつの日にか

 語られる物語を

 君と出逢えば懐かしくて


聴く者を

ノスタルジーとも言えないような  

何だか不思議な気分に

してくれる歌詞ですね~!


タイトルにも出てくる  

"方舟 "

ですけど

繰り返し読み

色々と調べてみましたが、 

あの有名な

"ノアの方舟 "

の方舟だと思います。


約束の園とは 

いわゆる聖書とかで言うところの

"約束の地 "であり、

約束の地とは

神様が

アブラハムさんという人の

の子孫に与えると約束した

地である"カナン "と呼ばれる

地方の事のようで

このアブラハムさん

キリスト教やユダヤ教なんかでは

"信仰の父 " 

と呼ばれる凄いお方だそうで

実はそのアブラハムさんから

遡る事10代前の方が

方舟で有名なノアさんなんだそうです。


お話の

最初の2段落(?)は

ノアの方舟のお話に基づいてると

思います。

神様に言われて方舟を作り

そこに家族と

つがいの動物たちを乗せ

神様が人間を滅ぼす為に起こした 

大洪水を生き延びます。


大雨が止んだあとに

アララト山という山の頂上に漂着した

神様から言われて

船の中の部屋から外に出た

ノアは

まだ水が引かない外に向かって

鳩(peace bird)

を放ちますが

止まる所がまだ無いため戻って来ます。


その後、

もう1度鳩を放してみると

今度は鳩が

オリーブの葉(leaf)

くわえて戻って来ます。

水が少し引き始めてますね!


その後めでたく

陸地に降り立つ事が出来た

ノアさんファミリーですが、

そこで

神様がもう2度と洪水を

起こしたりしないよという

約束の証として

をかけました。

これが人類初の虹

なったそうです。


歌詞は

ここで登場した

鳩とオリーブの葉からの

目線になって描かれてるのではと

思います。


次の 

Sheepで始まる部分からは

ギリシャの古い物語である

"ダフニスとクロエ "

を題材にしたお話かと

思っています。


それぞれ羊(sheep)と山羊に育てられた

捨て子のダフニス君とクロエさんが

羊飼いに拾われ

お互いを意識し

愛し合うようになるという話 

なのですが、

舞台がエーゲ海近辺

のどかな地域(?)が舞台でして

いわゆる牧歌の元祖

呼ばれてるそうです。


歌詞は確かに

♪丘の上〜の部分なんて

田舎ののんびりとした

おだやかな日々の暮らしの

いわゆる牧歌的な風景

浮かんできますし、

こうした息(breath)をするような

何気ない日常の連続があり

人が生まれ育っていく途上で

ダフニスとクロエのように

愛する人と出会い

育まれた愛情(heart)

結晶となり

子が生まれ

世代が引き継がれていく…


当たり前のように

繰り返されて来た事ですが、

万物には

必ず始まりがあるわけでして

この星(earth)に存在する全て

はたまた光が降り注ぐ昼と

大地を暗闇で覆い尽くし

人々に休息を与える

夜を作り出す太陽、

宇宙に至るまで全ての物事には

始まりがあり

それが今現在に至るまで

引き継がれて来たからこそ

我々が存在し得るのでして、

そんな雄大過ぎる物語に

思いを馳せる時、

古きには懐かしさも

あるでしょうし、

何よりその殆どには

自分をここに存在させてくれた

先人たちの物語に

感謝せずにはいられないのです。

伝説によれば

今この星に生きるものは

全て方舟に乗っていた者たちの

末裔という事になりますから

春先に青々と若葉を繁らせる

木の上を見つめながら

かつて山の頂上に辿り着いた

方舟の姿に思い巡らせます…


2つの古い神話を素にしてますが

メッセージというよりは

"今ここに

あなたとワタシがいるのは

数多の奇跡が重なったからなんだよ!

素晴らしいよね!"

みたいな感じかなぁと

思いました。


※あくまで個人の見解です。


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この曲は
PSY.Sの代表曲であり
同じく"シティーハンター"
OP曲"Angel Night〜天使のいる場所〜"
B面なんですが、
アルバムでは
EarthAngel Night
の曲順でして通して聴くと
繋がって流れてまして
アルバムの中でも
イチバン感動させてくれる
部分なんです!

PSY・Sさんは
中学時代にシティーハンター
テレビアニメのOP曲を
聴いたのが出会いでして
Chakaさんの力強い声と
ノリノリでゴージャスな音に
一瞬でハートを鷲掴みされまして
それからアルバムが出るたびに
せっせと借りてカセットに
録音して聴いておりました。

Chakaさんは
滑舌が素晴らしくて
聞き取りやすいので
歌詞の世界が
より深く味わえます。

松尾由紀夫さんの
かなり宗教チックな歌詞
Chakaさんの声と
松浦雅也さんの天才的な
アレンジのおかげで
深刻にはならずに、
ノスタルジーさや
ファンタジーさを
高めてくれてますよね~!

PSY・Sさんは
ホントに名曲が多いので
また紹介出来ればなと
思います!

最後まで読んで頂きありがとうございました!
またいずれこの場所でお目にかかりましょう!