1986年12月発売のアルバム

 "ほほえみをあなたに〜 NAMI 2nd Collection〜"

の2曲目。


作詞:三浦徳子

作曲:松田良

編曲:船山基紀



皆さん、こんにちはおねがい
ようこそ我がページへお越し下さいましたラブ

僕は今現在ですと
ここに記事を投稿し始めて2年ちょっとですが、 
僕みたいに昔の音楽に関しての
投稿をしていると
どうしても思わぬ訃報に
遭遇する事があります。
今回も冬の曲をと思い巡らせていて
偶然頭の中に降りてきたのが
今回の島田奈美さんのアルバム曲です!

思いついた次の瞬間、
あ、そういえば~!!
と、作詞はこないだ亡くなった
三浦徳子さんだよなーと
何とも言えない無常感に
包まれました。


https://youtu.be/oIcIHJMW3LU?si=zbhCMzR_HWl0qC5I 

↑は手持ちのCDからアップしてみました!

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♪ライトを浴びた私が

 踊るように歌えば

 遠い視線 体を包む


♪my boy…お願い

 霧のドレスを透かして

 きらめく私のheartを今つかんで


♪昨夜見た夢では

 かすかなシルエット

 不思議なビートで私を誘うの


♪最後の曲を歌う時に

 どうぞあなた 声を合わせてfor me

 もしも私が道に迷ったなら 

 手招きして欲しい


♪my boy…心は

 誰のものでもないけど

 あなたにはじめて扉を今開くわ


♪肌に感じているの

 自然なエナジーを

 恋に恋している今夜のステージ


♪瞳閉じても見える人ね

 どうぞあなた 霧の中からfor me

 もしも私の涙あふれたなら

 くちづけして欲しい…


※以下は個人的な見解です。


この曲が収録されている

"ほほえみをあなたに"

というアルバムは冬やクリスマスが

テーマの曲たちが集められていて

全体的にすんごく丁寧に練り上げられて

作られているなぁと思います。


タイトル通りに

ハッピーな雰囲気の曲が多く

"寒いこの季節に奈美から

あなたにほほえみをプレゼントします ! "

といった感じの願いを込めて

制作されたんじゃないでしょうか?


そして

肝心のこの曲ですが、 

テーマはまさにこのアルバムで

当時はレコードですから

LPレコードをプレーヤーに

セットして

針を落としてから

B面を聴き終わるまでを

コンサートみたいな

ひと晩のショーに見立てて

展開してるように思えます。


♪最後の曲を歌う時に

 どうぞあなた 声を合わせてfor me


このアルバムの最後の曲は

"Twinkle Christmas"という

サビを大人数で大合唱する曲の事で

"聴いてるキミも一緒に歌って参加してね♪" 

といった感じがします。


https://youtu.be/DR4npQbURSk?si=H0w5l1WDSv6MYEnc 

↑もう少し上の"霧のドレス"の他にもアップしてますんで、ご用途とお急ぎでない方は是非聴いてみて下さい! 


曲のタイトルに入っている 

 "霧 "

という言葉が表す意味合いですが、

目の前にあるものの姿を

見えにくくしたり、

時には完全に見えなくしたりする

いわゆる自然現象の霧のように

"霧(寂しさ)がドレスのように私の熱い気持ちを

見えにくくしてしまっているけれど

どうか私の気持ちを掴んで!"

といった感じの叫びでしょうか…


アルバムの再生を

ひと晩のショーに見立てているとすると、

この当時まだ10代半ばの

島田奈美さんが

"まだまだ恋に恋している私の気持ちと

聴いてくれてるみんなの気持ちが

通い合えば自然にドレスの霧は

晴れるわ!"

といった感じで

"例えアナタがこのアルバムを独りで

聴いていたとしても

曲が流れ続ける間にはショーの最中だから

アナタは独りなんかじゃないよ!

さぁ、みんなで盛り上がろう!"

といった三浦徳子先生

のメッセージが

松田良さん&船山基紀さんの

激しめでアップテンポな曲に合さって

聴く者の気持ちを熱くさせてくれます!


※あくまで個人的な見解です!




………………………………………………………………………………………………… ここ最近

こういった昭和の歌謡界を

華々しく彩った作家やアーティストの方々の

訃報に接する事も少なくなく、

そのたびに

"嗚呼、また一人…"

と言葉にならない感情になります。



三浦徳子さんも

まさしくその一人ですし、

職業作家さんが大活躍していた時代は

アーティスト個人では

到底思いつかない世界のお話や

聴いてるこっちが

恥ずかしくなるような例え話や

練り込まれた伏線の回収…

数え切れないアイデアの数々が

色んな作品に盛り込まれてまして

何とも豊かな時代でございました。


作詞家、作曲家、編曲家、歌手

分業ではあったけれども

ちゃんとお互いを尊重し合った上で

生み出された作品というのは

ホントに永く永く瑞々しさを

保っていられるもんです。


今回の曲についても

あくまで僕個人の見解なので

正しいかどうかは分かりませんが、

アルバム全体を1つの作品として

位置付けて

各曲を作っていったとすると、

各作家さん同士や

スタッフ、歌手本人も交えて

それこそ数え切れない位の

打ち合わせや、

話し合いを経て

世に出せるようにカタチ作って

行ったんだと思います。


今はアーティスト個人や

バンドさんが自分たちで

楽曲を作るのが主流ですから

職業作家として

第一線で戦っているのは

作詞家では

秋元康さんくらいに

なっちゃいましたね…


もちろん今のアーティストさんの

楽曲も素晴らしいですし、

時々イマドキの楽曲も聴きますが

"おぉっ!カッコいいなぁ!"

と興奮する曲もたくさんあるので

それはそれで楽しいんですけど

やっぱり今回みたいな

訃報に接してしまうと

あの時代から

音楽を聴き続けてきた身としては

"ヒット曲じゃなくても

良い曲はたくさんあって

そんな曲たちを歴史に埋もれさせて

しまうのはもったいない!"

と思ってしまいます。


これからも微力ですが、

そんな曲たちを少しずつでも

ご紹介出来ればなと思います!


最後に

稀代の作詞家

三浦徳子先生

ご冥福を御祈念致します。

合掌-


最後まで読んで頂きありがとうございました!

またいずれこの場所でお目にかかりましょう!