1987年 7月発売の4thアルバム

 "Prologue"の2曲目。


作詞:麻生圭子
作曲:財津和夫
編曲:船山基紀


↑は私物です。


やぁ皆さん、こんにちは。
秋が間近な季節でございまして
若干、今の季節と合ってないかなと
躊躇しましたが、
まぁそげな細かい事は
気にせんでヨカばいってことで
今回は島田奈美さん
アルバム曲でございます!

島田奈美さん
割りと歌が上手いアイドルさんでして
僕がリアルタイムで
よく見てたのは
"ロッテ歌のアルバム"とか
"加トちゃんケンちゃん
ごきげんTV"
でしたが、
"ザ·ベストテン "とかの
ランキング番組にもちょいちょい
出てらっしゃいまして、
段々とアルバムの曲を作る
作家陣も豪華になって参りまして
この曲なんてなんと作曲が
あの元チューリップ
財津和夫さん!!
アレンジも船山基紀さん
ヒットメーカーが担当しております。

個人的には
この曲を聴く度にサビで奈美さん
"エッ!?"
と言ってる箇所で毎回悶絶してました。
カセットで聴いてた時代は
ホンの1~2秒だけ巻き戻して
聴けましたから
この部分だけ何回も聴くという事を
やっちょりました…



↑は私物のアルバムを再生してアップしたものです。動画編集を使いましたが、タイトルを動画中に挿入するだけなのに結構時間かかりました!
改めてYouTuberさんてスゲェ…

……………………………………………………………………………………
♪ねぇ とっても好きよ  ねぇ…

♪3度目のデイトが 3度とも雨
   土曜日のプロムナード 
   並んで歩くの
   今日も傘を忘れるなんて
   右の肩が 私びしょ濡れよ
   もう知らない

割りとしっかりした主人公と
どこか危なげというか
何故か世話を焼かれてしまう
男の子のカップルのお話

男の子は毎回傘を忘れて来るんですが、
そんなどしゃ降りの雨の中、
傘無しで どうやって主人公との
待ち合わせ場所まで来たのかと思って
しまいましたが、
無粋ですかね…

♪レインドロップスの夏待ち
    2人は心のギャザーの巾よせて
    高波が来る前の
    たたみ込んだトキメキ
    その時を待ってるの

♪キミ とっても好きさ
    June has come
    エッ…with rain & you
    聞こえないフリ
    もう しばらくは

ようやく彼が「好き」の一言を
言ってくれた…
飛び上がって喜びたい主人公ですが、
敢えて聞こえてないフリをします。
そうすれば照れ屋の彼でも
何回も言ってくれるからかな?

♪昨日 何時に寝たのなんて
    つまんない事を 
    あなた訊かないで
    信号なら もうすぐ赤よ
    ぼんやり 何見てたの
    ホラ アブない

付き合い始めの恋人のような、
ロマンチックな空気で歩きたいのに
どこか注意散漫な彼は
雰囲気とは全く関係のない
とんちんかんな話題を振ってくるし
会話に夢中になりすぎて
赤信号を渡りそうになるし…
もしかしたら主人公にとっては
手のかかる弟みたいな感覚で
"もぅ!私がそばに付いててあげなきゃ
危なっかしくて見てられないわ♪"
とでも思ったのが始まりだったのでしょうか…

♪レインドロップスの夏待ち
    天気図のガイドブックを
    暗記して
    真夏が来る前にね
    心の風の向きを
    南に合わせて行くの

ただ主人公もそんな彼といるのが
楽しくて嬉しくて…
多分次も雨降りで
傘を忘れて来るんだろうから
私が傘を2つ持って来ればいいかな…
でも相合傘も捨てがたいし…

嫌なはずの雨降りなのに
こんなにウキウキするなんて…

♪ねぇ とっても好きよ
    June has come
    エッ…with rain & you
    何でもない ウソ 冗談よ

♪ねぇ とっても好きよ
    June has come
    エッ…with rain & you
    何でもない ウソ 冗談よ

彼が主人公に言ってくれた
嬉しい言葉…
今度は主人公が呟いてみます…
聞こえちゃったかな?

夏はこれから!
傘が要らなくなっても
相合傘の距離で並んで歩きたいなと
思った主人公なのでした!



…………………………………………………………………………………
この"Prologue"というアルバムは
大好きなアルバムなんですが、
全体的に夏真っ盛り❗️というよりは
真夏に入る少し前のまだ梅雨空が
残っている時期の曲が多くて
作家さんと奈美さんの表現力の
相乗効果で曲ごとに
聴く者の脳裏に光景が浮かんでくる
見事な仕上がりとなっています。

やはり歌の世界でもまだまだ
春夏秋冬というものを
大切にしていて、
曲やアルバムを作る時の重要な
テーマとして扱われていた時代の
作品ですし、それに
歌い手さん自身が持つ固有の雰囲気
生かすような楽曲造りをする事が
何より大切にされているように
思います。

この曲は雨降りの街が
舞台となってますが、
確かに雨はイヤだし
おまけに彼は傘は忘れてくるわ
赤信号渡りそうになるわ
かなり面倒臭い彼のような描写が
目立ちますが、
それが奈美さん演じる主人公に
とっては逆にトキメキを増幅させる
事になってしまいます。

↑の部分でも書きましたが
デート中の移動は雨降りの中で
ずっと主人公の傘に相合傘ですから
ぴったりくっついた状態で
1日いるわけなので、
これが天気が晴れてたり
彼が傘を持って来ていたら
ここまで距離が縮まる事は
無かったんだろうなと思います🎵

そういう曲を
↓の写真を見ながら聴いてると
"あ~、この人ならそういう風に
なりそうだわ~"なんてな事を
当時の少年たちに思わせてくれる
効果はあったと思います。

それが歌い手自身が持つ独自の雰囲気
なんだと思います。


↑は私物のブックレットのこの曲の歌詞が載った
ページです。



何十年経っても良い曲だなぁとは
思いますが、
やっぱり雨降りは洗濯物は乾かない
夏の雨の中の外出は
汗だくになるし…
出来れば晴れてて欲しいなぁ~🐱と
おっさんになってしまった今では
思ってしまいますね😃

最後まで読んで頂きありがとうございました!