1987年12月発売のアルバム"Hello"の6曲目。


作詞:戸澤暢美

作曲:川上明彦

編曲:西平彰

 


これもクリスマスの季節になると思い出す1曲です。


 このアルバムが智恵理さんがアイドルとして出した唯一のアルバムです。

もうちょいニコニコして欲しいジャケットの表情ですね。


当時はこのアルバムはカセットでしたがかなりのヘビロテで聴いてましたが、本当に良い曲が多くて、新譜が出ないかなぁと思ってましたねー。


曲は戸澤暢美さんならではの

頑張るのに報われない女の子のお話です。


♪粉雪を待ちなから過ぎてゆく一日

    誰よりも貴方といて良かった

    明日から直ぐ何か変わるわけないけど

    祈りたいような Holy night


♪ねえ、チェンを積んで

    大きなモミの木探しに行こうよ

    もう 諦めてね、私のために断ったパーティー


彼には他にもパーティーの誘いがあったんですね。

しかし恋人である主人公のために断ったんです。


そうすると主人公、

何を思ったかHoly Night当日に

モミの木を探しに行こうと言い出します。

車にチェンを積んでということは

モミの木を見つけたら伐採して

持ち帰ろうと言うんでしょう。


まぁ歌の中でのお話ですから…


現実だったらドン引きです。


♪好きと囁いてくれた貴方なのに

    この頃冷たいのね

 

主人公は彼の態度の変化に気付いてるんですね


♪粉雪を待ちなから走らせるワーゲン

    カセットには今日のための Christmas song

    一年に一度しか来ないその日でなきゃ

    意味の無いこともあるの

 

ひょっとしてワーゲンを運転してるのは主人公!?

この日の為にクリスマスソングを集めたカセットも作ったんですね。

この頃確かTSUTAYAとかは無いはずなので

貸しレコード、CD屋さんだと

僕の地元には"You & I"ってのがありましたが…

とにかく自腹で大量に借りてきては

せっせと録音してラベルにも

曲名やアーティスト名を可愛く書いて…


何にしても

いじらしい努力ですよね


♪ねえ、プレゼントは

    縛れそうに無い編み目のセーター

    ああ、胸に隠すサヨナラだけは

    今夜言わないで


心の中に主人公と別れる決意を秘めている事を

分かった上で何とか楽しもうとする主人公


彼の気持ちや表情はどうなんでしょうね

 

♪もしも来年のイブが楽しくても

    貴方を思い出すわ

 

今の彼とは遅かれ早かれ別れが

来るんでしょうが

例え来年、主人公が新しい彼氏と

過ごせていたとしても

きっと今の彼と今日のこの日を

思い出すと言ってます。


強すぎる思いがそうさせてしまうのか

新しい彼氏かわいそう…


♪粉雪を待ちなから過ぎてゆく一日

    誰よりも貴方といて良かった

    明日から直ぐ何か変わるわけないけど

    祈りたいような Holy night

 

♪粉雪を受けとめて風になるワーゲン

    誰よりも貴方だけに Merry Christmas

    一年に一度しか来ないその日だから

    心から貴方だけに Merry Christmas

 

♪粉雪を受けとめて風になるワーゲン

    誰よりも貴方だけに Merry Christmas...

 

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クリスマスに限らずどんな記念日もそうですが、

ほとんどは年に1度しか来ませんし、

その記念日が過ぎたせいで、

人生が劇的に変わると言う事も

無くはないですが非常に稀で

ほとんどは翌日には、前日までの

日常生活に戻って行きます。


この曲のこのサビの部分の言い回しが

個人的に大好きでして

さすが戸澤さんだなぁと思います。


っていうか

智恵理さんとは相性が良いんですかね。

このブログで取り上げた智恵理さんの曲は

全て戸澤さんの作詞でした!


川上明彦さんの曲の方は、西平彰さんの

編曲の素晴らしさとの相乗効果で

めちゃくちゃクリスマスな感じが出てますよね!


智恵理さんは声が凄く印象的だし

歌も上手いから、是非とも

アイドル伊藤智恵理さんとして

もっと歌い続けて欲しかったなぁ…

本当にヘビロテで聴いてましたし、

日曜とかのテレビでかなり頻繁に見てましたから

てっきり人気なんだと思ってました。 


皆様にそれぞれ良きクリスマスの時が訪れますように…

 

 


最後まで読んで頂きありがとうございました!