1987年11月 発売。

3rd シングル。

作詞:戸澤暢美

作曲:岸正之

 

 

智恵理さんも日曜のお昼過ぎに良く見てたアイドルさんの1人です。

中でもこの曲は良く聴いてたしテレビでもしょっちゅう歌ってた気がします。

「よく通る声の歌のうまい人だなー」が最初の印象です。

 

そして何故かうちにはカセットのLPのアルバムがありました。

おそらく姉貴が誰かからダビングさせて貰ったものだと思いますが、かなり頻繁に家の中でかかっておりました。


そんな環境下でしたから智恵理さんはあんまり売れなかったというような評価をよく聞きますが、僕としてはそんな感覚は一切無く、むしろよく通る歌声とキレイな見た目で実力派アイドルみたいな印象でした。

 

 曲の内容はと言いますとこれがまた戸澤暢美さんの世界全開で好きな男の子の他の女の子への恋を取り持ってしまうというとんでもなく悲しい物語となっております。


中でも2番の中で

偶然にも取り持ってうまく行ってしまった2人にバッタリ会ってしまい…


♪コートの前を開けて温もりを逃がした。

   涙さえ氷るように


というフレーズが素晴らしく気持ちを表現してるなぁと感服いたしました。


♪かけよるあなたに寄り添ったあの子

    信じられない何も心は感じない


経験したことの無い悲しい出来事は心が対応しきれずに何も感じていないような錯覚に陥る事があります。

1番見たくなかった光景のはずなのに、事も有ろうに自分がそれを作り出す手助けをしてしまうなんて…


リアルタイムで聴いてた時はそれ程歌詞を読み込む事はしてませんでしたからただ智恵理さんの歌声を聴いてただけでしたが自分がもう少し大人になってから聴くと思わず「こりゃすんげぇな!」と改めて魅了されます。


この曲の1つ前のシングルの「トキメキがいたくて」もそうですが戸澤暢美さんの詞を見事に歌い上げる智恵理さんは本当にすごい!


再び陽の目を見る日が来るのかどうかは分かりませんが、確実に私の心には残り続けます。


 

最後まで読んで頂きありがとうございました!