まいど~カエルメダカミジンコカタツムリカブトムシオオカミchiro

生きもの大好きドキドキ絵本講師&理科支援員の 

くが やよいですニコ

 

 

 

ある日、いつものように田んぼを覗いていると

泥の中をすいっと泳ぐ物体が!

 

 

 

すくってみると、

 

 

 

 

カブトエビ、キターーーーー爆  笑!!!

 

 

 

さっそく、理科室へお連れしましたニコニコ

 

 

 

ミジンコの親玉のようなカブトエビを連れて行ったもんだから

「なになに??びっくりハッ

子どもたちが騒然と・・・汗

 

 

休み時間にしげしげと見ていると、そのかわいいことラブ

広い水槽に入れてやると、スイスイ、クルクルと泳ぐのです。

(ひっくり返っての背泳ぎも得意なようです)

 

 

 

 

先生に、カブトエビについて少しだけ

「生きている化石」 やら 「田んぼの草取り虫」と

呼ばれていることなどお話すると、

先生も詳しく調べてくださって、5年生の各クラスで

上から下からの〝カブトエビ観察会〟が始まりました。

 

 

「うわーー、泳いでる~ねー

 

「かわいい~~ほっこりラブラブ

 

「生きてる化石って、、、何億年も生きてるんびっくり??」

 

「足がいっぱいや!」

 

「なんか きもちわるい~あせる

 

 

 

「くがさん、今度は生きてる化石つかまえたらしいで」

 

と なぜか先生たちに噂が流れて

生きもの好きな先生たちも覗きに来られ、

 

一年生の教室に連れて行かれたり、


二年生の 生きもの好き君たちがいる

教室に連れて行ったりして、

その辺の田んぼにいる生きものなのに

学校中を巡り巡って、

その後、もう一校にも連れて行きました。

 

 

 

一か月ほどしか生きられないというので

田んぼに返そう・・・と思っていたときに

脱皮をしましたキラキラ!!

下矢印左側が抜け殻)

 

「幽体離脱~~チーン 魂 」 じゃありません。

 

 

もう、感動ですキラキラ

「おいら、生きてる!

大きくなるぜ!」

って感じがします。

 

 

 

そして、新たな発見!

 

 

カブトエビ、三つ目です!

 

 

二つの眼の間に、もう一つ小さな目があります。

 

 

そして、雌雄同体です。

 

 

 

 

 

面白くなって、図書館で本を借りて

カブトエビについていろいろ調べてみました。

 

 

 

【ここから・・・カブトエビミニ知識】

(夏休みの自由研究の参考にどうぞ)

下矢印

 

カブトエビは、〝田んぼの草取り虫〟。

カブトエビが田んぼにたくさんいる年はお米が大豊作になると言われます。

 

 

アイガモも カブトエビも 泳ぐたびに泥をかき混ぜるので

田んぼの水が濁って光が届かず、雑草が生えなくなるのと

やわらかい雑草や ウキモが大好物で

その根を全部食べてくれます。

 

 

農薬などを使っていると、耐性のある草が現れたりして

さらに別の農薬を使わなくてはならなくなります。

もちろん、田んぼの生きものは生きてはいけません。

 

 

でも、ミジンコやカブトエビのいる田んぼは

豊かな生態系が出来ていて、

ほかの生きものたちも食物連鎖でつながっていて

いろいろな鳥も飛んできます。

 

 

「カブトエビ」は「カブトガニ」に似ていますが

大きさが全然違います。

カブトエビは、田んぼなどで見られ、成長しても3~4センチほど

カブトガニは、瀬戸内海や九州北部の海岸に住んでいて

成長すると60センチほどになります。

 

 

脚の数も カブトガニは7対(14本)で、

カブトエビは約40対(80本)です。

(今、世界には4種類のカブトエビがいます・・・

オーストラリアカブトエビ、 アメリカカブトエビ、

ヨーロッパカブトエビ、 アジアカブトエビ。

日本にはこのうち3種類がいます。)

 

 

分類上は

カブトエビは、ミジンコの仲間

カブトガニは、クモやサソリの仲間です。

 

そして、どちらも「生きている化石」と呼ばれます

シーラカンスや イリオモテヤマネコ、

オウムガイや オオサンショウウオのように

大昔からほとんど姿が変わっていない原始的な生きものです。

3億年前の地層から発見された化石は

その姿を はっきりと残しています。

 

 

驚くべきは、その卵です。

乾燥に強く、田んぼの水が抜かれ、

親カブトエビが死んでしまった後も

暑さや寒さに何年も耐えて、また水が張られたときに孵化します。

しかも、一度に孵化するのは卵のうち30パーセントほどで

残りはまた次やそのまた次に 水が張られたときに孵化します。

 

なので、科学雑誌の付録などにカブトエビの卵が

付けられたりするわけです。

 

 

 

※参考文献:

『カブトエビの飼育と観察ー不思議な生き物〝トリオプス”ー

谷本雄治/著

佐藤智子/絵

さ・え・ら書房

 

 

 

『カブトエビは不死身の生きもの!?』

谷本雄治/著

下田智美/絵

ポプラ社

 

 

 

 

 

プリップリの かわいいカブトエビは、

今はA小学校の田んぼに放たれています。

 

 

きっと卵を産んで、来年もその姿を見せてくれることでしょう。

 

 

楽しみだな~ねー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カブトエビロスで、寂しくて、買ってしまった。。。

(・・・どんだけ!)