まいど~^^

絵本講師の くが やよいですニコ

 

 

 

前回お知らせした図書館の

中国語の絵本の読み聞かせに行ってきました。

 

 

読んでくださったのは

台湾からの留学生・ニコルさん。

 

 

・・・め、めちゃめちゃかわいいお姉さんやんーラブラブ

 

 

(うちの長男と同い年だってーキラキラへー恋の矢

いうなれば娘に読んでもらってるような感じ。

そら、かわいいハズやーほっこり

 

 

会場にはチェン・ジャンホン作品もドキドキ

 

 

この日読んでくださったのは『はらぺこあおむし』

『はなをくんくん』

 

ルース・クラウス/ぶん、マーク・シーモント/え

きじまはじめ/やく

福音館書店

 

 

どちらもだーい好きな絵本ですドキドキ

 

 

 

最初に 日本語版を館長さんが

次に 中国語版をニコルさんが

代わる代わる読んでくださいました。

 

 

 

 

『はなをくんくん』のおはなしは・・・

 

雪の中、冬眠している動物たち。

のねずみ、くま、カタツムリやリスたち。

 

ふいに

何かに引き寄せられるように目を覚まします。

みんな、はなをくんくんさせながら

かけだします。

 

ちっちゃなかたつむりも

くまも、のねずみも、みんながかけ寄り

ぴたっ、と止まった場所にあったものとは・・・

 

 

 

たんぽぽ

 

 

 

これは、

同級生に虐められ、死ぬことを考えていた

一人の女子中学生の

命を救った(と言っても過言ではない)絵本です。

 

 

 

 

 

 『はなをくんくん』の英語版を以前

ボランティア仲間が読んでくれたけど、

日本語のゆったりした感じとは全然違って

かなりスピーディー💨

 

「はやくはやく!」って感じで

私はあまり好きではありませんでした。

えー?

(眠ってる時はなるべくゆっくり寝かせてほしいたちです・・・)

 

 

 

 

 

「中国語のタイトルは、楽しい一日

っていう意味になっています」

とニコルさん。

 

 

それもそのはず、原題は

『THE HAPPY DAY』。

木島始さんの和訳のなんという素晴らしさ!

 

 

 

ニコルさんの中国語での読み方は

ゆったりと 優しくて、

日本語の『はなをくんくん』の世界と似ている・・・

 

 

これって、読み手がどんな世界観で

その絵本を見ているのかが表れるのかも。

 

 

ニコルさんが英語版を読まれたら

どんな感じになるのかなぁ。。。ねー

 

 

 

 

 

読んでもらったのは二冊だったけど、

館長さんの日本語とニコルさんの中国語

そのやさしい響きが

すご~~く心地いいひとときでしたドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

 

生きる希望を絵本の中に見つけた女の子と

彼女にこの絵本を読んでくれた人との間にも

きっと、

そんな時間が幾度も流れて

幾層にも積み重なって

かけがえのない思い出(心のアルバム)に

なっていたのかもしれません。

 

 

 

(その女の子と『はなをくんくん』のエピソードは

講座でお話することもありますが

この本にも載っています。)

 

 

『絵本を読んであげましょう』

森ゆり子/著 「絵本で子育て」センター

 

『本という奇跡』

NHK-BS「週刊ブックレビュー」編 メディアパル  

 

 

 

 

 

一冊の絵本や本との出会い、

大好きな人のぬくもり、声の記憶が

どれだけその子どもの人生を支え、

深く豊かにすることか・・・