まいど~^^
絵本講師の くが やよいです
さて、節分のおすすめ絵本
その②
富安 陽子/文
降矢 なな/絵
福音館書店
梅花女子大学で、
作者の富安陽子さんの講演を聞いたことがありますが
絵本の文章を書くのは、とても難しいのだそう。
なぜなら、小説は、
ページを割いて文章を書くことができるけど
絵本には長い文章は書くことができないから。
その分、極限まで削られた
簡潔で美しい言葉が凝縮されているのだそうです。
私はこのお話の、
一番最初の 出だしが好きです^^
読んでいると、ワクワクしてきます
きたの おやまの てっぺんの
さんぼんすぎのしたに、
ちいさな いえがありました。
そのいえには、
のっぽの やまんばと
やまんばの むすめの まゆが
すんでいました。
まゆはとっても元気な女の子。
ある日、雑木林の奥で、とんでもなく
おおきなひと(鬼)に会うのですが・・・
図書室で1、2年生の子どもたちと読んだとき、
まゆの怪力と、おにの表情や仕草が面白いらしく、
「あーっ、おしりでてる~!フフフ」
まゆと、おにのセリフにも いちいち
「えーっ、あかんやん!」
「ついていったら あかん!」
と、言葉を挟んでくれて、
いっしょにお話を楽しんでるなぁー
っていう実感がひしひし・・・
そして、おはなしの最後、
子どもたちが「ほっ」と息を吐く瞬間が・・・
タマリマセン
読んでいるこちらもとっても楽しい絵本です^^
赤毛の元気な女の子
やまんばの娘・まゆの出てくるシリーズは
わが家の子どもたちも大好きで、
いっぱいいっぱい楽しみました
『まゆとりゅう』
『まゆとうりんこ』
『まゆとおおきなケーキ』
いずれも 富安陽子/文、降矢なな/絵
福音館書店
何年も前、新聞の夕刊に乗っていた
小さい小さい写真記事を見つけて
「これ、きっと、
まゆの絵本や・・・!」
と、鼻の穴を膨らませて言っていた次男と娘。
それからその絵本の大捜索が始まったのでした
(その時のエピソードはこちら★)
今となっては、懐かしい思い出です^^
↑やまんばかあさんみたいに
さっそうと 家事や子育てしたいわ―
(青文字は絵本からの引用です)
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