クライマックスシリーズに臨んだベイスターズ、讀賣との初戦に勝利し、第2戦を迎えた。
この試合、引き分け以上で、ベイスターズが勝ち抜けとなる。
なお、おれ自身は、抽選がすべて外れたため、現地観戦は叶わず、応援は幸運なベイスターズの仲間たちに託すことになっておる。
初回、アンドレ・ジャクソン選手が、いきなり先頭打者本塁打を許すと、さらに讀賣打線の猛攻を受け、石上選手のエラーから先発投手である戸郷選手にもタイムリーを打たれ、一挙5点を失った。
信頼するアンドレ・ジャクソン選手がまさかの乱調、しかしまだ1回だ。
何とかなるだろうとは思っていたが…
その裏佐野選手の2ランが飛び出した。
この2点でも十分反撃態勢だ。
しかし、走者2人を置いて、7番石上選手に打順が回った。
ここで打ってくれるのが石上選手、さっきのエラーを取り返せ!
いや、それでも本当に打つとは思わなかった。
3ランで5対5の同点。
この先、どうなることかと思うも、ベイスターズは2回から石田裕太郎選手がマウンドに上がり、讀賣打線を抑え込んだ。
一方の戸郷選手も立ち直り、試合は落ち着いてきた。
讀賣には、大勢選手、ライデル・マルティネス選手という、難攻不落の救援投手がいる。
ベイスターズは、結局得点こそ奪えなかったものの、7回一死で大勢選手、さらに8回一死でライデル・マルティネス選手を引っ張り出した。
もちろん、讀賣としては当然の起用だが、引き分けでもいいベイスターズにとっては、延長に向けて、悪くない展開に持ってくることができた。
延長11回表、讀賣に1点勝ち越されるが、坂本選手がその後の満塁のピンチを凌ぐ。
11回裏は二死走者なしとなったが、ここで石上選手が内野安打で出塁、盗塁に成功すると、林選手のタイムリーで生還して同点とした。
ベイスターズ、秋の大反撃の重要な役者である、7番8番が、その真価を発揮してくれた。
代打度会選手も貴重なヒットを放ち、二死満塁として、何とかしてくれる男、蛯名選手に繋いだ。
讀賣の田中投手は10回裏から投げていて、だいぶしんどそうだったが、投手はあとひとりしかおらず、ずっと投げ抜くしかない。
非情な勝負は、蝦名選手に軍配。
田中選手もあっぱれだった。
ベイスターズが、讀賣を振り切り、ファイナルステージへの進出を決めた。
これだけ熱い試合してくれたら、堂々甲子園に行けるだろう。
王者阪神の胸を借りよう、存分にたたかえベイスターズ。