ラグビーリーグワン、リーグ戦を4位で終了した横浜キヤノンイーグルスは、昨シーズンに続いてプレーオフに進出した。
準決勝の相手は、リーグ戦1位の埼玉パナソニックワイルドナイツ、昨シーズンこそ優勝を逃したものの、リーグワンでは最強のチームだ。
イーグルスは、今シーズン二度対戦してどちらも完敗に終わっている。
とはいえプレーオフは一発勝負、結果はやってみなければわからない。
秩父宮ラグビー場は快晴で夏の暑さ、ビールがどんどん売れている。
この状況でラグビーをやる選手は大変だな。
14時キックオフ。
最終盤まで力のあるワイルドナイツ、リードしていても逆転されてしまう心配があるが、序盤に大きくリードを許したら挽回は難しい。
とにかく、終盤まで互角以上の戦いをしていかなければならない。
先制トライはワイルドナイツ、難しい位置でもありキックは外れ、イーグルスはペナルティゴールで点差を詰める。
いい展開と思ったのも束の間、右サイドを破られ、必死の守備も実らず再びトライを許した。
まだ開始9分、これは厳しいことになった。
またワイルドナイツにやられてしまうのかと落胆しかけたが、そのあとイーグルスが踏ん張った。
追加点こそ奪えなかったが、気が付けばワイルドナイツ陣内でのプレーが続き、前半は3対13で終えた。
そして後半早々、ハラシリのトライが決まり反撃態勢に入った。
さらに竹澤のトライでいったん逆転も、再びワイルドナイツのトライで17対20。
しかもシンビンで14人になってしまった。
ワイルドナイツは簡単に勝てる相手ではない。ここからが勝負だ。
イーグルス最後まで食い下がるが、15人に戻っても再逆転することはできず、このまま試合終了。
悔しいというより残念な敗戦、しかし、プレーオフ進出チームとして恥ずかしくない戦いをした。
イーグルスはここまでできることを証明した。
応援のし甲斐があたった、よくやってくれた。
お疲れさまはまだ早い、来週の3位決定戦が残っている。
そして、強く素晴らしい埼玉パナソニックワイルドナイツは、リーグワンの日本ラグビーの誇り、決勝戦にも期待している。