保土ケ谷公園には、サッカー場とラグビー場、さらにテニスコートもあるが、陸上競技場はない。
そこで、随一の施設といえば、実は野球場だ。
ここサーティーフォー保土ケ谷球場は、神奈川高校野球のメッカとして知られている。
夏の県大会で決勝戦などが開催されていたのは、横浜スタジアムや旧川崎球場だが、それでもやっぱり高校野球と言えば保土ケ谷なのだ。
大注目かつ強豪校しか出場しない決勝戦より、1日3試合くらい行われている2回戦3回戦くらいのほうが、高校野球の醍醐味を楽しめるような気がする。
この球場に、例年通ってるファンも多いと聞く。
おれ自身は、県大会の開幕式が行われると、よし今年こそ保土ケ谷で観戦しようと決意しつつ、当日の暑さで断念するという夏を毎年過ごしている。
水島新司先生の「ドカベン」でも、明訓高校は在神奈川との設定であり、この球場が登場して、特徴のあるスタンド最後方の屋根が精緻に描かれていた。
改築されたが、未だその面影は残っている。
公園内には、他にも軟式野球場が2面、少年野球場が2面ある。
ここはアマチュア野球のメッカだ。
かと思うと、芸術の拠点もある。
かながわアートホールは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、練習場となっていて、見学ができる日もある。