あのサンダーバードが、”サンダーバード55”として復活する。
なんと、この時代に、オリジナル通りのマリオネーションつまり人形劇で撮影されているのだ。
だけど、サンダーバードは、マリオネーションでいいんだ。
オリジナルのサンダーバードは1965年製作、その後2004年に実写化され、2015年にはCGアニメ化された。
新作は、実写やCGアニメで、より人物の描写が可能になったためか、スーパーメカニックが救助活動に活躍するさまを描くという、サンダーバード本来の魅力が忘れ去れた作品になっていたという印象だ。
2004年版は、国際救助隊がほぼ活躍しない妙なストーリー、 2015年版のほうはまだよかったが、それでも今風にアップデートし過ぎたようだ。
パパのジェフ・トレーシーが出なくなって、登場人物が若者ばかりとなり、まるでアイドルが演じているようで、キャラクターのノリが軽く過ぎるのが気になった。
今のこどもたちに喜んでほしいと思って作ること自体は悪くないが、それならサンダーバードの名前を使う意味がない。
今度こそ、国際救助隊の活躍をじっくり見たい。
見せてくれるだろう。
真島ひかり満島ひかりが、黒柳徹子さんから引き継いで、レディペネロープの声を担当するのも楽しみだ。
…エリー、済まねえ。