リーグ戦2連勝と好調のマリノス、第3節で早くも正念場、川崎戦を迎える。
空は雲に覆われているものの、なんとか雨が降らないうちに試合ができそうだ。
風もなく、気温はやや低めで涼しいという、絶好のコンディションだ。
試合前に、カレーと赤しそサワーで気合を入れる。
サワーには、いつもの調子で焼酎を大量に入れてもらった。
焼酎で、バイスの味がしない。
トリコロールステージでは、ゲームの司会にSAKUちゃんが登場。
今季のSAKUちゃんのユニフォームには、まだ背番号が入っていないそうだ。
川崎は、アジアもあってメンバー構成が厳しいようだが、そんな事情に関係なく力を発揮してくるのが強豪チームだ。
今のマリノスのアタッキングフットボールが、ポゼッションを得意とする川崎相手に、どこまで通用するのか、それが注目になる。
期待と不安が交錯する。
マリノスのメンバーは、
GK飯倉、DF広瀬、チアゴ、畠中、ディーラトン、
MF喜田、大津、天野、
FW仲川、エジガルジュニオ、マルコスジュニオール。
今日出場できない三好に代わり、中盤には大津が入った。
14時キックオフ。
さすがに、川崎相手では、ボールをキープしていても気が抜けない。
サイドにもしっかり人数をかけて守ってくるので、なかなか主導権は奪えない。
そして、フィードミスから開始4分、早々に失点した。
ここは昨季までのマリノスだったが、その後、慌てることなく守り、あくまでボールを繋いで川崎ゴールを窺っていく。
待望の同点ゴールはマルコスジュニオールが奪った。
後半、押し込まれる時間もあるが、守備陣の奮闘で切り抜けていく。
川崎陣内でもある程度、ボールを回すことができている。
攻防は時間とともに激しさを増し、交代は、大津に代えて扇原、マルコスジュニオールに代えて遠藤。
引き分けも見えた終了間際88分の失点で、再度リードを許してしまう。
だが、最後まで攻勢に出るマリノスは、ディーラトンに代えて李忠成を投入、CKのチャンスを獲得する。
ラストプレーと見たか、まだ第3節なのに飯倉が攻撃参加してきた。
この、絶対負けたくないという闘志が、扇原の同点ヘッドを生んだのだ。
試合はこれで終了、引き分けではあったが、こっちのスタンドは大盛り上がり。
挨拶に訪れる選手を大歓声が包んだ。
まだまだ改善の余地はあるが、今日、自分たちのスタイルで、ここまで試合を進めることができたのは、大きな収穫だ。
おれたちは間違っていなかった。
これからも自信を持って戦ってほしい。