ベイスターズが、
ようやくCSファーストステージを勝ち抜いた。
勢いは完全にベイスターズ、
だが、讀賣もそう甘い相手じゃない。
特に、阿部、村田らのベテランはしぶとい。
第3戦の勝負の分かれ目は、
9回裏の攻防だった。
村田の代走鈴木、
このスペシャリストを牽制で刺した、
あの田中健二朗のプレーだ。
あれで讀賣の士気はいよいよくじかれ、
最終盤11回裏の打席に村田はいなかった。
データによれば、ファーストステージを
連勝で勝ち抜かないと、
下剋上はむつかしいという。
だが、そんなことはどうでもいい。
苦しんで上のステージに到達するのが、
ベイスターズらしい。
ベイスターズの戦いは今季で終わりじゃない。
苦しんだ経験を糧にして、
毎年勝負できるチームを作るのが、
ベイスターズの最終的な目標なんだ。
まあ、それでも日本一にはなりたいけど。