9月29日、
ベイスターズの今季レギュラーシーズン最終戦は、
三浦大輔の引退試合になった。
今日はバックネット裏、
ベースボールモニターボックスから観戦になる。
しかし、モニターしてる場合じゃない。
全力で三浦大輔をバックアップせねばならん。
さすがは雨男、
しばしば強い雨も降りつける中、
気持ちのこもった投球を続ける三浦大輔。
スタンドも、一球一球、祈るような思いで、
三浦大輔最後のマウンドを見つめている。
盛り立てようとするバックの援護に応える力投、
そして自ら安打も放った三浦大輔、
7回表で交代を告げられ、
後を加賀繁に託し、マウンドを降りた。
試合が終わり、シーズン終了のセレモニーが始まった。
球団初のCS進出を決めた、
殊勲の選手たちが勢揃いした。
”我々は、もうBクラスのチームではない”
力強いラミレス監督の言葉に、
満員のスタンドは盛大な拍手で応える。
そう、まだベイスターズの2016年は終わっていない。
そして、三浦大輔最後の挨拶。
ご家族からの花束贈呈、
矢沢永吉さんからの激励メッセージもあった。
挨拶が終わり、三浦大輔は、
場内を一周して、ファンの声援に応えた。
いつもファンに暖かった、三浦大輔。
本当に、名残惜しい別れの時間だった。
そして最後にまた一礼。
今までありがとう、おれたちの番長。
またいつか会おう。
そのときは、本当にベイスターズの番長として。