根岸線・石川町駅南口周辺、
特に裏通りには、いろいろ面白い店がある。
番地でいえば石川町1丁目、
山手側の大丸谷は、戦前はチャブ屋街だったところだ。
それはともかく、
昼時にこのあたりにやってきた。
テレ東の大江アナが好きだったという、
”レストラン美松”も、ここにあるのだが、
値段もかなり結構なので、ご遠慮申し上げた。
(さすがはフェリス女学院さま)
で、並びの店に入ることにした。
”すみ・びびあん” と振ってあるが、”びびあん”で、通じるらしい。
ダイニングバーっぽい店で、カウンターだけかと思ったら、
奥にテーブル席があるとのこと。
洒落た感じのテーブル席に座ると、簾が下りてきて、
隣席と区切られ、ゆっくりできる雰囲気になった。
メニューや店のテイストを眺めてみると、
中国・韓国風なのか、東南アジア風なのか、
かと思えば、”ヒレ酒”なんて貼り紙もあって、方向性がよくわからない。
いやいや、全部アリなんだろう。
なんともユニークな全方向性ということだ。
ランチメニューを見ると、石焼のタコライスなんてのもあった。
そのランチメニューには、さらに数種の鍋料理がある。
ランチで、すき焼きやしゃぶしゃぶを食ったことはあるが、
普通に鍋ってのは初めてだ。
ちょっと迷ったが、思い切って注文してみることにした。
選んだのは、塩ちゃんこ鍋だ。
(3種入り小鉢、ライス、セルフのコーヒー付)
来た。
本当に塩ちゃんこ鍋。
固形燃料とかじゃなく、ボンベのガス台で火を通す。
いわゆるひとり鍋より、かなりでかい。
居酒屋メニューにある、ひとり鍋の場合は、
それだけで満腹にさせるものではないから、
この大きさは、まあわからんでもないが。
金属製の鍋を使っているので、できあがりは早い。
豚バラ肉と、鶏のつみれ、
さらに大量の野菜が入っている。
この日、幸い時間に余裕があったのだが、
早くできあがるといっても、その時間まで待ち、
さらに、周囲に合わせて急いで食うのはかなり大変だった。
やっぱり、鍋は落ち着いていただくべきだなあ。
今シーズンの初鍋は、意外なランチタイムになった。
もちろん、鍋自体は美味かった。