不甲斐ないって | fc2 yokohama リターンズ    ★★★★★

 先週に続き、

 マリノスのホームゲームは、いい陽気に恵まれた。





 今日は、”横浜City Special” と銘打った興行、

 今流行のゆるキャラが勢揃いしていた。




 

 第1グループは、

 マリノスケとウナシー(戸塚区)、たかたん(港北区高田町)。




  

 第2グループは、

 ミズキー(港北区)、マリノス君、イーオ、

 人KENまもる君、人KENあゆみちゃん。




 最終組は、

 カナガワニ(神奈川新聞)、いそっぴ(磯子区)、にしまろちゃん(西区)、

 タッチー君(栄区)、かもね(新横浜町内会)、コルス君(Bコルセアーズ)、

 はまりん(横浜市交通局)、はまぴょん(水道局)、ハマー君(開港祭)。


 写っていないやつがいるかも。





 意外に珍しい、マリノス君、マリノスケ、ワルノスの3ショット。

 右端の戦士は誰だかわからない。


 最近、この手の企画はマリノスケに任せていた御大マリノス君も、

 ゆるキャラ勢揃いとあって、自らお出ましになったようだ。


 


 さて、あまり書き進める気にならない試合のほうだが。


 マリノスはまた先発メンバーを入れ替えてきた。


 GK榎本、DF奈良輪、栗原、中澤、ドゥトラ、

 MF小椋、三門、藤本、斎藤学、

 FW伊藤翔、藤田。


 俊輔、小林、冨澤、中町、兵藤それに矢島が控えに入った。



 不動と思われたポジションの選手を少し代えても、

 代わりに出た選手がチームの一員として機能する。

 


 今、思い切ってやってみたら、それができた。


 各選手のコンディションを保つことを考えても、

 チーム力全体の底上げを考えても、極めて有意義なことだ。


 なぜ、一番厳しい日程の時に、その決断ができなかったのか。

 悔やまれるところだ。





 今日は、俊輔なしのチームで機能するのか、

 ゴールが奪えるのかという問題はあった。


 だが、去年のチームと今年のチームで決定的に違うのは、

 ”俊輔がいても機能しない、ゴールは奪えない” ということだ。


 去年なら、開始早々から勢いよく押しまくったマリノスだが、

 今年は全く勢いがない。


 前半受け身に回ることが多いことが、

 結局先制ゴールを奪われることにつながる。


 前半のうちに2失点、

 今のマリノスの攻撃力、そして鳥栖の守備力を比較すれば、

 この後3点取り返すことは、かなり難しくなった。



 後半、やっぱり俊輔を入れざるを得なくなった。

 

 もちろん、勝ちにいく姿勢を示すためにはやむを得ないが、

 これでまた、チームは俊輔依存の傾向を高めることになる。


 アウトが藤田だったので、

 また1トップにしてどうするのかとも思ったが、

 鳥栖が引いてきたのと、淳吾、学が高い位置を保てたので、

 意外に攻め込むことができた。


 だが、決定機はほとんどなく、

 この15分くらいでゴールできなかったことで、勝ちはなくなった。



 後半からの勢いもなくなった70分、

 矢島が入り、再び2トップにして攻撃に出た。


 矢島自身のプレーも、伊藤翔との2トップとしてのプレーも、

 見るべきところは全くなかった。

 

 ただ、ロングボールに必死に競り合い、

 GKにチェイシングをかける矢島の姿は印象に残った。

 

 危機感は感じているに違いない、

 伊藤翔が実際ほとんど機能していない今、

 少しは矢島を試してみてもいいんじゃないか。



 時間がなくなり、さらに鳥栖が引いてきたため、

 いくら敵陣でボールを回していても、全くスペースがなくなった。


 それでも、逆の局面でマリノスが失点したことだってある。


 粘り強く、攻め続けた結果が、俊輔のミドルシュートだった。


 だが、あまりに遅く、個人技のシュートだったので、

 今のチームに寄与することは全くないゴールだった。



 というわけで、評価できる点、次につながる兆しは全くないまま敗戦。


 相手の鳥栖は首位だが、その戦い方は弱者のもの、

 鳥栖はそういうチームだから、批判する気は全くないが、

 マリノスのようなチームが不甲斐ないから、鳥栖が首位にいるわけだ。


 

 マリノス本社が単年度黒字を計上して喜んでいたところ、

 それに水を差すような全く内容のない敗戦。

 

 このチーム、この戦いでは勝てないうえに、客を呼べない。



 厳しいのはわかるが、芯になれる実力あるFWを獲得して、

 現有のFW陣と組ませないことには、

 ワールドカップ後の後半戦、戦いにならない。