これがアジアの戦場 | fc2 yokohama リターンズ    ★★★★★

 マリノスのACL初戦の全北戦を観戦した。


 大勢の仲間たちが、韓国の全州まで繰り出し、
 マリノスに声援を送ってくれている。


 頼もしい限りだ。



 マリノスの先発は、
 GK榎本、DF小林、中澤、栗原、下平、
 ボランチに中町、富澤、
 2列目は三門、俊輔、学、
 1トップは伊藤。


 向こうの1トップはカイオ。

 昔ハマシーにいた選手じゃん。



 開始早々から激しく攻め込んでくる全北。


 10年前もそうだった。

 韓国の上位チームは、強いフィジカルでガンガン来る。



 スーパーカップと違い、早い時間でのゴールは許さなかったが、
 時間が経過しても、全北の激しいプレス、攻撃は緩むことがない。


 前半のマリノスは、全くいいところがなかった。



 後半になり、ラインを上げてきたマリノスは、

 ようやく相手陣内でボールを回せるようになり、

 伊藤の惜しいシュートも生まれた。

 


 しかし、ディフェンスの甘いところをつかれて2失点、

 さらにPKで決定的な3点目を奪われた。
 

 PKの判定は明らかにミスだったが、

 あれだけ危ない状況を招いたのはいただけない。
 
 攻撃に出ていたとはいえ、スーパーカップの2失点目といい、

 ボランチから最終ラインにかけて、

 不安定ぶりが目立つのも気がかりだ。

 

 
 結局0対3の完敗に終わった。

 


 全北の運動量は最後まで落ちなかった。
 

 試合全体を通して圧倒されっぱなしだった。



 くやしいけれど、マリノスが得意とする、
 高い位置でのボール奪取、細かいパス交換から、

 俊輔の個人技や学のドリブルでチャンスを作るスタイルは、

 韓国の強豪相手には通用しない。

 


 まずは球際で相手に勝ること、

 相手より先に足を出し、奪う。


 ファールのない範囲で、

 対面した相手に絶対負けない気概で戦うことだ。


 そして、相手のプレスを無効にするために、

 長めのパスを多用し、シンプルに攻めること。

 
 スピードを生かした攻撃が有効だ。



 国内リーグ戦のような、

 水準の高いきれいな試合をやろうとしても勝てない。


 もっと、泥臭く、がむしゃらに勝利を狙ってほしい。



 今日の敗戦は痛かったが、リーグの緒戦、しかもアウェーだ。


 まだまだこれからだぜ。