久々ハマ散歩・大原隧道と東隧道 | fc2 yokohama リターンズ    ★★★★★

 久保山、清水が丘のある丘に、ふたつ、歴史のあるトンネルがある。



 まずは、大原隧道。


 平戸桜木道路、南太田駅の先、杉山神社の横を丘側に入る。


 

 

 簡単に書いたが、実に判りづらい。


 こんな山に向かう細い道が、どこに続いているのかと思うと、

 このような、立派な意匠のトンネルが現れる。





 これが、大原隧道だ。


 関東大震災の復興事業で、1927(昭和3)年に開通した。

 

 このトンネル内部には、

 蒔田・磯子方面への水道管が埋設されているという。





 土木学会推奨土木遺産、横浜市認定歴史的建造物に、選ばれている。


 


 幅は2.44メートルしかなく、当然歩行者専用、

 長さは254メートルとかなり長い。


 地元の人は毎日利用しているのだろうが、

 ここを歩くのは、なかなか面白い経験になる。


 夏でも涼しそうだ。




 

 トンネルを抜けると、清水が丘公園に出る。


 出口近くに合った説明板によれば、

 印象的なこのデザイン、

 紫色に見える煉瓦はフランス積とし、

 門柱のように花崗岩を配しているとのことだ。


 

 この先、清水が丘から、岩井町方面への道を進んでいく。




 

 すると、またもトンネルが現れる。


 東(あずま)隧道だ。





 東隧道は、大原隧道の2年後、1929(昭和5)年に開通した。

 ほぼ同じ時期に、同じ目的(水道管埋設)で建設された、

 兄弟のような存在とされている。 


 こちらは、幅5.7メートルで、自動車が通行する。

 路線バスのルートにもなっているはずだ。




 

 自動車は対面走行で、歩道らしいのはこれだけ。


 長さは168.7メートルもあって、通行量も多い。


 すぐ横を、自動車がかなりのスピードで走り去っていく。

 立ち止まったりすると危ない。


 用事でもなければ、あまり通りたくはない。




 

 反対側の出口。


 この坂を下りると、そこは東海道、国道1号線になる。


 ふたつのトンネルを通って、

 大岡川流域から、帷子川の流域に出たことになる。




 


 すぐに保土ヶ谷駅だ。