これが現実 | fc2 yokohama リターンズ    ★★★★★

 今日の試合を観ていて、気づいたことがふたつあった。



 ひとつは、全シーズンを通じて、

 マリノスに好不調の波がなかったことだ。

 

 今日の相手川崎は、序盤勝つことができず、

 風間監督の戦術にも疑問が投げかけられた。

 

 前半の神奈川ダービーはその時期に開催され、マリノスは快勝した。

 

 その一方、後半勝ち続けた新潟や、体制を立て直した川崎に対し、

 マリノスは歯が立たなかった。


 

 つまり、マリノスは、不調の相手に対して勝ち点を重ねた。

 だが、その相手が本調子になったときにも必ず勝てるほど、

 強くはなかったんだ。

  

 もう一つは、攻撃陣の駒不足だ。


 今季、僅かな補強と引き換えに大勢の選手がチームを離れた。


 彼らのほとんどは、特に役に役に立つメンバーではなかったから、

 それはどうでもいいと思っていた。
 

 実際、今日先発の11人がベストだし、滅多なことで代える必要もないと思っていた。

 

 しかし、川崎で後半投入された小林選手の活躍などを見ると、

 例えばマルキーニョスがやや調子を落とした時に、

 思い切って代えられるFWがいたら、もう少し戦えたんじゃないかと思った。

 


 攻撃の持ち駒は、藤田と端戸だけしかいなかった。


 攻撃陣が精彩を欠いている時期があったら、

 総取り換えができるくらいの選手層は、やっぱり必要だったんじゃないのか?



 選手はよくやってくれた。


 だけど、優勝できるほど強いチームじゃなかった。


 優勝の可能性以前に、今の新潟や川崎に勝てるほど、

 マリノスは強くなかった。


 残念だけど、それだけのことだ。