マリノスは、アウェー等々力で、川崎と戦う。
最近、失点シーンを見ないと思ったら、広島戦以来無失点だ。
今日も無失点でいきたい、いけるだろう。
それより、課題は得点だな。
武蔵小杉駅前に、ちょうど直行バスが来ていたので乗ることにした。
この時間、このバスに乗るのは大抵アウェーの客、
車内はマリノスファンで埋まった。
運転手は、川崎のユニフォームを着ている。
それはいいのだが、出発すると録音の車内アナウンスが流れ出した。
よりによってコミヤマだ。
トリコロールに染まった車内に、不穏な雰囲気が漂う。
そんな一幕もあったが、バスは無事に等々力競技場に到着した。
余裕を持って出たつもりが、開場の16時30分になっちまった。
当然、アウェー13ゲートには長い行列ができていた。
前にも書いたが、等々力の2階スタンドは死角になる席が多く、
鳩のフン害もある。
Jリーグ開幕後の状況を知る者にとっては、
急ピッチでやった増設工事ということで、理解できないこともないが…
入場後、なんとか、ピッチが見える席が確保できた。
フン害を受ける席は、スタンドの一番端の一角のようだ。
なぜか、ここにだけ鳩が集まっている。
巣があるのかも知れない。
困ったもんだぜ。
やることがない、アウェーのスタジアムで2時間待ち続ける。
ここは、550円のビールが、500ミリ缶ってのがありがたい。
そうこうするうち、19時を迎え、いよいよキックオフ。
マリノスは、ボランチに谷口と兵藤、あとはいつものメンバーだ。
サブに、負傷から復帰の中町が入った。
開始早々、マリノスがファーストシュートを放ったのは良かったが、
直後に俊輔が負傷した。
森谷と交代、これは痛かった。
その森谷、ディフェンス時にはあまりアタックせず、
ライン際にポジションをとることが多かったので、
相手の左サイド、低い位置からかなりボールを入れられた。
また、川崎はペナルティエリア手前あたりで、
細かくボールを繋ぐことが上手く、なんどかピンチを迎えることになった。
しかし、飯倉やDF陣の好守で、無失点記録は破られない。
谷口、兵藤の果敢なチェック、
2トップの奮闘もあり、マリノスもチャンスは作る。
森谷も攻撃時にはいい動きをした。
スタンドは割と涼しかったが、
ピッチで走る選手に、この蒸し暑さは厳しかったようだ。
プレーが中断するたびに、ほとんどの選手が水分補給をしていた。
後半途中から、マリノスがペースを掴んできた。
満席となったアウェー側スタンドの声援を受けて攻める。
(もちろん、ホーム側もほぼ満席)
森谷に代わって大黒、谷口に代わって中町が入ったが、
結局ゴールは割れず、無失点記録も守り、ドローに終わった。
シュートに持ち込むラストプレーのタイミングはまだまだ課題。
しかし、今日のところは、好調川崎相手に、闘志溌剌のドロー、これは納得だ。
スタンドからは、選手に熱い拍手が送られた。
おれ自身のアウェー観戦は、今季これが最初で最後になるが、来てよかった。
来季、近隣クラブ湘南の昇格でも願っておくか。
おっと、もう1クラブあったぜ。